【うつ病で休職】復職するか退職するか悩む人へ伝えたいこと。

復職か退職で悩むあなたへ メンタルヘルス
現在、会社を休職しているのですが、復職をするか退職をするか悩んでいます。

ぶっちゃけどちらのほうが自分のためになると思いますか?

休職や復職を経験した人に聞いてみたいです。

今回はこんなお悩みに答えます。

 

◎本記事でわかること

  • 復職のメリットとデメリット
  • 退職のメリットとデメリット
  • 復職か退職で悩むけど、どちらが良いか

 

初めに結論から申し上げますと私は「休職した組織に復職はおすすめしない」です。

つまりは復職せずに退職が理想と考えています。

 

本記事を読んでいただけると「休職後に復職をするか、退職をするか」の悩みが解決されます。

なぜなら私は「休職・復職・退職」を経験したことがあり「復職・退職のメリットとデメリット」を把握しているからです。

 

記事の前半では「復職と退職のメリット・デメリット」を説明しつつ、後半では「ぶっちゃけ復職と退職どちらが良いか」を具体的に紹介します。

 

3,4分で読み終わる内容となっていますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

復職のメリットとデメリット

途方に暮れる人の写真

この段落では「休職から復職」のメリットとデメリットを紹介します。

 

休職から復職のメリット

私の考える復職のメリットは以下の3点です↓

  • 場合によってはまだやる気があると思われる
  • 徐々に身体を慣らすことができる
  • 転職活動をしなくて済む

順番に説明します。

 

復職のメリット① 場合によってはまだやる気があると思われる

場合によってはですが、復職したことで「まだやる気あるのだな」と職場の人に思われる可能性があります。

職場の人は休職した人を見ると「あぁ、もうあの休職した人は辞めるんだろうなぁ」と認識する場合が多いです。

 

しかし辞めると思われる中、復職をすることによって「まだウチで働いてくれる気があるのだね。応援しているよ。」と思ってくれる人もいるかもしれません。

 

復職のメリット② 徐々に身体を慣らすことができる

大半の会社は「復職制度」が整っています。

復職制度は復職者の業務量を減らしたり、時短勤務をさせたりするなど、復職者が徐々に仕事に馴染めるよう会社が配慮をする仕組みです。

休職後すぐに転職だと新しい環境で朝から晩まで働くこととなり、また体調を崩す場合も考えられます。

しかし復職制度を利用することで、身体を徐々に馴染ませられるので、無理のない範囲で社会復帰ができます。

 

復職のメリット③ 転職活動をしなくて済む

元の職場に復帰するので「転職活動」はしなくてOKです。

転職活動は非常に面倒ですので、「途中で心が折れそうになり、うつ病悪化」なんて最悪なパターンも考えられます。

しかし元の職場に復帰することで、面倒な転職活動を一切せず、また働くことできます。

 

以上3つが「復職をするメリット」でした。

復職の不安を改善する記事も書いたことがありますので、是非ご覧ください↓

 

休職から復職のデメリット

次は復職のデメリットを紹介します。私が考えるデメリットは以下の通りです↓

  • 社内ニートになるかも
  • うつ病再発の恐れ
  • 超気まずい

順番に解説させていただきます。

 

復職のデメリット① 社内ニートになるかも

復職者は基本的に腫れもの扱いされます。

なぜならメンタルでの休職は周りの人もどう扱っていいか全くわからないからです。(日本ではうつ病の理解はまだまだされていません)

 

復職者がいる職場の人は大体以下のような考えになります↓

あいつ、同じ業務だとまた休職するんじゃないですか?
じゃあもう徹底的に業務量を減らして、ただの置物にしてしまえ!

 

耳が痛い話ですが事実です。私も身をもって経験しました。

 

なので復職者は基本的に業務量は少なく、仕事中に暇になることが多いです。(これはこれで辛い…)

一度社内ニートになってしまったら「成長できなくなる」「出世できなくなる」「真っ先にクビの対象」のようなデメリットがあります。

 

復職してダラダラ過ごすのは絶対にNGです。必ず何か勉強して、スキルを身に付けるようにしましょう。

 

復職のデメリット② うつ病再発の恐れ

元の職場に戻るということは当然「うつ病が再発する恐れ」があります。

復職して同じ仕事をしたら、「トラウマがよみがえり、また体調が悪化し再休職…」なんて例もよくあります。

 

もちろん業務内容を職場が考慮してくれる場合もありますが、うつ病は常に再発のリスクがある病気です。

復職をするのであれば「別の部署に異動を申し出る」といった工夫が必要になってきますので、気を付けましょう。

 

復職のデメリット③ 超気まずい

復職は「マジで」気まずいです。

自分の仕事を代わりにやってくれた人・上司とも気まずいですし、周りからの目線も痛いです。

とにかく毎日が「気まずい・申し訳ない・恥ずかしい」の連鎖になります。

 

中には休職をしたことで反感を買い、復職後に「復讐」のような形で冷遇されることもあります。

大体1,2ヵ月耐えたら「気まずさ」は薄れてきますが、完全に消え去ることはなく、職場の人と微妙な距離感でずっと過ごすことになるでしょう。

 

退職のメリットとデメリット

退職した人の写真

次は「休職→退職」のメリットとデメリットをご紹介します。

 

休職から退職のメリット

私の考える「休職から退職する」メリットは以下のとおりです↓

  • 気まずさが0
  • 職場にもあまり迷惑が掛からない

順番に解説させていただきます。

 

退職のメリット① 気まずさが0

復職せずに退職をすると職場の人の顔を見なくて済むので、気まずさとは無関係になります。

復職は先ほども説明したとおり、気まずさの極みです。

 

復職の気まずさに耐えられそうにない…

という人は休職中に転職活動(元気になったらですが)をして、退職するのが理想的だと私は思います。

 

退職のメリット② 職場にもあまり迷惑が掛からない

休職から退職を申し出ることで、職場にかかる負担を少し軽くできます。

早めに退職を申し出れば、職場も人員配置を早く行えるメリットがあり、自分の代わりに仕事をしている人たちの負担が減ります。

 

しかし会社のことを思いすぎて焦り、退職するのも違います。

あくまでも自分の体調と相談しながら、退職するかしないかを決めていきましょう。

 

休職から退職のデメリット

私が考える休職から退職することのデメリットは以下のとおりです↓

  • 転職活動が大変
  • 環境が大きく変わることにストレスを感じる

順番に解説させていただきます。

 

退職のデメリット① 転職活動が大変

先ほども解説しましたが、転職活動は基本長引くものです。

もちろん専門知識が豊富な人はオファーも来るのでスムーズに転職が決まりますが、大体の人は苦労します。

実際に私も転職活動を経験しましたが、何度も心が折れました笑

 

また退職してからの転職活動は焦ってしまい、精神的にも大きな負荷がかかります。

ですので、もし転職活動をするのであれば休職中の元気になってきたときを目安(外出が積極的にできるようになったタイミング)に始めましょう。

 

退職のデメリット② 環境が大きく変わることにストレスを感じる

ストレスフリーだった休職期間から、急に新しい職場で働くのは大きなストレスとなり、体調悪化の原因となるかもしれません。

 

  • 急に1日8時間以上の勤務
  • 人間関係を1から作り直す
  • 場合によっては引っ越して新天地へ

など休職明けからすぐに転職をすると、急に生活のハードルが上がってしまい精神的に疲れることもあります。

 

せっかく休職して体調が戻ってきたのに、また悪化してしまったら意味がないですよね。

体調面でまだまだ自信がない人は、会社の復職制度を利用して身体を慣らし、転職するのが良いでしょう。

 

復職か退職で悩むけど、どちらが良い?

悩む女性の写真
繰り返しになりますが、元の職場に復職するのは私はおすすめしません。

 

なぜなら私自身、復職を経験して以下のような経験をして辛かったからです↓

  • 職場から干されている感覚
  • 裏でヒソヒソ噂される
  • 職場の人と超気まずい
  • 仕事中に暇になる

厳しい言い方となってしまいますが、休職した人はその組織ではもう「おさらば状態」で、会社側も早く辞めるように見えない圧力をかけてきます。

 

やはり会社側も健康体の人にずっと働いてほしいですからね。

うつ病は再発率が高いので、いつまた休職するかわからない人にずっといられても不安なのです。

 

このような会社側の「見えないようで見える退職圧力」に復職初日から耐えていくのは中々ハードです。

 

それだったら休職期間で元気になったときに転職活動をして、新しい環境に行ったほうが新鮮な気持ちで再スタートできると思いますよ。

 

その為にも休職期間中に心をフル充電して、次に向けた準備をする必要があるでしょう。

公務員の休職中の過ごし方

【公務員】おすすめの休職中の過ごし方4選とは?【休むのが仕事】

公務員向けの休職に関する記事ですが、民間企業の方にも通じます↑

 

実際に私も復職を経験したことがありますが「気まずさ・干された感覚・広がる噂話」に耐えられず辛い思いをしたことがあります。

 

復職は復職で結構生き地獄ですので私を反面教師にして、転職活動を是非始めてみてはいかがでしょうか。

もちろん復職をしても問題はないですが、その組織に長くいるのは精神的に辛いので、辞める前提で復職をするようにしましょう。

 

復職か退職かで悩む人へ まとめ

まとめの写真
  • 復職のメリットとデメリット
  • 退職のメリットとデメリット
  • 復職か退職で悩むけど、どちらが良い?

という内容で書かせていただきました。

 

「基本的に元の職場に復職するのはおすすめしない」というのが私の考えです。

やはり休職していた職場に復職するのは相当気まずいし、100%干されるので精神的に辛いものがあります。

 

もしも復職を考えている人がいたら、いずれは転職する覚悟でいましょう。

しかし心配する必要は全くなく、この世には何万という数の企業・組織があり、必ずあなたに合う職場が見つかるはずです。

1つの合わない職場を辞めたくらいでは痛くも痒くもないですよ。転職先で挽回すればいい話ですからね。

 

ですので自分を責めず、ゆっくり体調と相談しつつ頑張っていきましょう。

それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。