今回は以下のような疑問に答えます。
ただ転職はもう何回かしている…。
転職を何回もしたら「逃げ癖」がついてダメ人間になるのでしょうか…?
「転職を繰り返していたら逃げ癖が付く。」
上記のセリフは若い世代は耳にタコができるくらい言われていますよね。
ただ逃げ癖に関しては、所詮上の世代の古い人たちが言っているにすぎませんので、特に気にしなくてOK。
そこで本記事では「転職と逃げ癖」について、私なりの持論を解説していきます。
- 転職を繰り返すと「逃げ癖」が付くのか
- そもそも「逃げ」には2つの種類がある
- ネガティブな逃げ癖を治すのは難しい【だけど問題なし】
- ネガティブな逃げ癖のある人はひたすら行動するしかない【転職もOK】
少し現実的な話もしますが、今後のキャリアに役立つ内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
目次
転職を繰り返すと「逃げ癖」が付くのか
「逃げ癖」という言葉は好きではないのですが、転職を繰り返していると「癖」が付く人が多い印象を受けました。
あぺ友「今日、ついに会社に『辞めます』って言ってきたんですよー」
ぼく「すごく気持ち良かったでしょ?」
あぺ友「クセになりそうッスねー」
ぼく「転職を繰り返す人たちは、その快感が病みつきになっているんだよ」
あぺ友「なるほどー!」…というIQ3の会話をしました。
— Rootport 𝄇 (@rootport) February 5, 2022
転職活動って、書類通過やら面接やら通過するほど気持ちイイ。自分が認められる快感、受け入れられる快感。転職活動はハマる要素が沢山ある。「ジョブホッパー」が転職を繰り返す理由って、仕事が嫌になるからではなく転職活動の快感を欲するからかも。
— sc_ks (@sc_ks) October 12, 2012
「退職をする行為」や「転職活動」が快感になる人もいるようです。
また私は転職系の記事を執筆するにあたって、短期離職者にインタビューをした経験がありますが、以下のような意見も見受けられました。
- 辞めてすぐ就活して、何も考えずに入社するからミスマッチを繰り返す
- 「転職時代、かつ自分は若いから我慢しすぎは損」という考えに慣れてしまう
そもそも「逃げ」には2つの種類がある
そもそも逃げには「ポジティブな逃げ」と「ネガティブな逃げ」があります。
ポジティブな逃げとは?
ポジティブな逃げは「パワハラ・長時間のサービス残業などの悪質な環境から逃げる」のようなニュアンスです。
悪質な環境で我慢したら「適応障害」などの疾患になる可能性もあるので、積極的に逃げましょう。
ネガティブな逃げとは?
ネガティブな逃げとは、以下のようなニュアンスです。
- 少し注意されたらもう辞める
- 人間関係がうまくいかないから辞める
- 嫌な仕事を振られたからすぐ辞める
「良いか・悪いか」で言うと、悪い意味合いですよね。
さらに、うつ病などの精神疾患になっているときは感覚過敏になり、嫌なことへの負のエネルギーが働くようになります。
ゆえにネガティブな逃げに陥りやすいです。
「逃げ癖が付くか不安」と考えている人は、どちらかというと「ネガティブな逃げ」をしてしまいがちではないでしょうか?
本記事は、どちらかというと「ネガティブな逃げ癖」が付いてしまいそう・あるいは身についてしまった人向けの内容です。
ネガティブな逃げ癖を治すのは難しい【だけど問題なし】
「ネガティブな逃げ癖」を治したくても、自力で治すのは難しいです。
誤解を恐れずに言うと「逃げ癖のない人(一般人)」は、どんな環境だろうと妥協しながらダラダラ仕事を続けられる性質を持っています。
あなたの周囲にも「文句を言いながら、なんだかんだ仕事を続けている人」がたくさんいるのではないでしょうか?
「逃げ癖のある人」は繊細な性質を持っている
ネガティブな転職を繰り返す逃げ癖のある人は「普通の人」とは少し違います。
好きな分野に関する仕事や人間関係が良質な職場じゃないと、物事を継続できない「繊細な性質」を持っているのです。
性格や性質は遺伝はもちろん、幼少期の生活環境によって確立されるため、後天的に「努力だけ」で治すのは難しいです。
他のサイトには逃げ癖を克服するために「小さな成功体験を積み重ねよう」や「クヨクヨしない」などのアドバイスが書かれていますよね。
では「ネガティブな逃げ癖」が付いてしまった人はどうすればいいのでしょうか?
ネガティブな逃げ癖のある人はひたすら行動するしかない【転職もOK】
結論、ネガティブな逃げ癖のある人はアクティブに行動して「自分の関心ある分野」を見つけるか、職場ガチャをひたすら回すしか方法はないです。
なぜなら「環境が性質を変える可能性もあるから」です。
脳科学者の中野信子氏は以下のように述べています。
「すべてが遺伝的な要因で決定されているというわけではなく環境が遺伝子を形成することもある」
つまり「ネガティブな逃げ癖」を置かれた環境で努力で治すのは難しいものの、環境をガラッと変えて前向きになれる可能性もあるということですね。
そこで「環境の変え方の手順」を以下で解説していきます。
- 色々な仕事をやってみる
- プライベートでも精力的に活動する
- ノウハウが溜まったら「やりたいことの見つけ方」を読む
- 真剣に転職活動をしてみる
順番に見ていきましょう。
ステップ①:色々な仕事をやってみる
まずは正社員でもアルバイトでも何でもいいので、色々な仕事を経験してみましょう。
自分の引き出しを増やし、関心のある分野を見つけるためです。
特に20代であれば未経験の分野でも比較的採用されやすいため、環境ガチャは回しやすいと言えるでしょう。
合わないと思ったら損切の意味で辞めて、少しでもやる気が起きるのであれば続けてみましょう。
ステップ②:プライベートでも精力的に活動する
色々な仕事を経験しつつ、プライベートでも読書や動画撮影など、精力的に活動してみましょう。
私の場合は「ブログ」を始めたのがきっかけで、ライティングや編集の仕事につなげることができました。
とにかく大切なのは「場数を踏みまくる」こと。
自分に向いているものは「行動すること」でしかわからないのです。
ステップ③:ノウハウが溜まったら「やりたいことの見つけ方」を読む
1〜2年色々な経験をすると、自分の中で「向いているもの・不向きなもの」の判別がつくようになります。
その段階に行ったら八木仁平さんの「やりたいことの見つけ方」を読んでみましょう。
自分の経験値の棚卸をして、今後の方針を定めるのが目的です。
「やりたいことの見つけ方」ってどんな本?
本書は「やりたいこと・自分の価値観の見つけ方」が論理的に解説されています。
「3つのステップ」に沿って自分の強みを発見できる内容になっており、具体例なども踏まえて解説されているので、独学でも問題なく「好きなこと」を発見できるのです。
本を読んでなければ認識できていなかった部分です。
本書は大学の就活セミナーで学ぶ内容よりも論理的で濃い内容なので、読むのに時間はかかります。
ただ自分の「得意・好き・強み」がスルスル理解できますので、今後の方針を定めたい人は必ず読んでおきたい一冊ですね。
ステップ④:真剣に転職活動をしてみる
色々な経験をし、自己分析を改めてやってみたら、本格的に転職活動をしてみましょう。
ある程度の軸が定まった状態で仕事を選ぶ形になるため、ミスマッチを起こしにくいメリットがあります。
転職するにあたって離職の多さが気になる場合は?
色々な仕事を経験しすぎて、履歴書がボロボロになるのが嫌な人もいるのではないでしょうか。
実は最近は「履歴書クリーニング」というサービスも普及しつつあります。
「履歴書クリーニング」は汚い経歴を少しごまかすテクニックを教えてくれるサービス。
サービスを利用すれば、ボロボロの履歴書も統一感あるものに仕上がります。
もちろん少し邪道なサービスかもしれませんが、今の日本で馬鹿正直に履歴書を書いていたらどこも受かりません。
存在しているサービスをとことん使い倒し、少しでも有利に就職活動を進めましょう。
【まとめ】転職を繰り返すと逃げ癖が身に付くのか?
本記事の内容を振り返りましょう。
- 転職を繰り返すと「逃げ癖」が付くケースもある
- 「ポジティブな逃げ」と「ネガティブな逃げ」がある
- 「ネガティブな逃げ」な環境を変えると改善されることもある
ただ、環境をガラッと変えると良い方向に進むことも多いです。
ぜひ本記事のノウハウを参考に、あなたに合ったことを徹底的に行動し、見つけてみてください。