【保存版】復職前の緊張をほぐす方法とは?【復職経験者が語る】

復職前の緊張をほぐす方法とは? メンタルヘルス

 

「うつ病で休職をしていて、復職が決まったものの緊張感が収まらない」と感じる人はとても多いですよね。

 

そこで本記事では「休職・復職」を実際に経験した私が、復職を控えたあなたに向けて、以下のことをご紹介します。

記事でわかること
  • 復職前はみんな緊張するもの
  • 復職前の緊張をほぐす方法
  • 復職日にどうしても出社できそうにない場合の対処法
  • 復職日の大まかなスケジュール
  • 復職後に気を付けること

 

はじめに結論
復職の緊張をほぐす方法は以下の7つです。

  • どこかに通ってみる
  • 毎日同じ時間に起きる
  • 運動をして体力を少しつけておく
  • 元気が出る本を読んでみる
  • 湯船にゆっくり浸かる
  • 復職初日は顔を出すだけで大丈夫と考える(事実です)
  • 周りの社員は意外と自分を見ていないと考える(事実です)

 

記事を読んだあとは復職に向けた万全の準備、復職後に気を付けることがわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

復職は全員緊張するもの

仕事の準備をする写真

まず復職する人は全員緊張するものですので、安心してください。決してあなただけではありません。

当然長い間仕事を休んでいたため

  • 周りの人から白い目で見られたらどうしよう
  • またトラウマがよみがえったらどうしよう

など、様々な気持ちが思い浮かぶはずです。

 

実際に私も復職直前はかなり緊張していましたし、復職を経験した大学の先輩、職場の上司も全員同じ思いを抱いていました。

ですので、まずは「緊張しているのは自分だけではない」ということを知っていただけたらと思います。

 

復職前の緊張をほぐす方法(復職1か月前~)

健康的な生活の写真

実際に医師におすすめされ、私も行っていた緊張をほぐす方法を紹介します。

  • どこかに通ってみる
  • 毎日同じ時間に起きる
  • 運動をして体力を少しつけておく
  • 元気が出る本を読んでみる

特に復職1か月前にやってみると効果があると思います。順番に見ていきましょう。

 

方法① どこかに通ってみる

復職1か月前当たりからカフェ、図書館などに定期的に通うことをおすすめします。

なぜなら復職したら毎日職場に行くため、どこかに通うことで感覚を戻せるからです。

 

実際に私は復職1か月前当たりからカフェ付きの書店や図書館に毎日通っていました。どこかに通う習慣をつけておくと、復職しても低ストレスで職場に通えるようになります。

ですので復職前はどこかに通う習慣をつけてみましょう。

 

方法② 毎日同じ時間に起きる

毎日同じ時間、つまり仕事に行く時間に起床する癖をつけるのも大切です。

なぜなら復職前に仕事に行く時間帯に慣れておくことで、復職時のストレスを減らせるからです。

私も実際に復職前は毎日7時くらいに起きていました。

仕事に行く時間に慣らしておくことで、復職日にスムーズに仕事に行けましたので、ぜひ試してみてください。

 

方法③ 運動をして体力を少しつけておく

休職中は身体を動かす機会が少なかったのではないでしょうか?

復職前に軽い運動の習慣をつけておくと体力がつき、復職しても体がなんとか追いつくと思います。

 

また軽い運動はうつ病の回復にも効果があると言われています。

現役の精神科医の動画にも「運動はうつに良い」との説明がありますので、ぜひご覧ください↓

 

復職後は変に神経を使って疲れやすいので、なるべく体力をつけておくのがおすすめです。

エリック
ちなみに私は運動をあまりしていなかったので、復職後はかなり疲れました笑

 

方法④ 元気が出る本を読んでみる

復職後のモチベーションを高めるためにも、元気が出る本を読むのもおすすめです。

復職前は不安な気持ちが多いですが、前向きな気持ちにさせてくれる本を読むことで、復職の緊張も和らげられます。

実際に私も復職前に色々な本を読み、勇気づけられました。

 

ここで私が復職前に読んだ本を紹介させていただきます↓

「心配事の9割は起こらない」では禅の思想に沿って、できるだけシンプルな生活を送るためのマインドが紹介されています。

私も復職前は心配だらけでしたが、この本を読んで余計なことを考えすぎない思考が身につきましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

復職前の緊張をほぐす方法(復職前日・当日)

入浴をしてリラックスをする写真

この章では復職前日・当日に緊張をほぐす方法を3つ紹介します。

  • 湯船にゆっくり浸かる
  • 復職初日は顔を出すだけで大丈夫と考える(事実です)
  • 周りの社員は意外と自分を見ていないと考える(事実です)

順番に紹介します。

 

方法① 湯船にゆっくり浸かる

復職前日は湯船にゆっくり浸かってリラックスするのがおすすめです。

宮城県の真壁病院公式サイトによると、湯船に浸かるのは筋肉のコリをほぐし、血流が良くなり、リラックスできるメリットがあるとのことです。

 

実際に私も復職前日は高めの入浴剤を使ってゆっくり湯船に浸かりました。

その結果その日の晩は熟睡でき、復職当日はスッキリ目覚め、緊張しつつも爽快な気分で職場に迎えました。

ですので復職前日は身体を芯から温め、リラックスしてみましょう。

 

方法② 復職初日は顔を出すだけで大丈夫と考える(事実です)

「復職初日は顔を出すだけで大丈夫!」というメンタリティで過ごしましょう。

なぜなら「復職初日は顔を出すだけ」というのは事実だからです。

 

あとの章で復職日のスケジュールも紹介しますが、復職初日~数週間はあまり仕事を与えられないため、正直しっかり通勤して顔を出していたら100点なんですよね。

もちろん復職初日から数日間は顔を出すのがメインなので、暇な時間が圧倒的に多くなると思いますが、全く身構える必要はありませんよ。

 

方法③ 周りの社員は意外と自分を見ていないと考える(事実です)

「復職しても周りの社員は意外と自分を見ていない!」というメンタリティで過ごすのも大切です。

なぜならこれも事実だからです。

 

正直周りの社員は復職した人を見ても「あ、復帰したんだ、がんばれ」くらいしか思いません。

実際に私も以前の職場で復職した人を3人見ましたが、「あ、あの人復帰したんだね。無理せずに。」くらいにしか思いませんでした。

また大きい職場だと、あなたが休職していたことすら知られていない場合もあります。

 

というように周囲は意外にあなたを見ていないので、あまり気にする必要はありませんよ。

 

復職当日、どうしてもいけなそうな場合はどうする

朝の写真

結論、復職を少し先延ばしにしてもらうのが一番でしょう。

なぜなら無理に根性を振り絞ったら、また負担がかかり、体調が悪くなる恐れがあるからです。

 

実際に復職日に無理をして出社したことで、次の週から1週間療養となってしまった知人もいます。

せっかく復職するのに、また不安定な体調になってはもったいないですよね。

 

職場側もあなたが万全な状態で出社してくるのを待ちわびていますので、無理だけは禁物ですよ。

 

復職日のスケジュールはどうなるのか

スケジュール帳の写真

私の復職時のスケジュールをもとに紹介します。

復職日のスケジュール
  1. 出社前に人事・課長と面談をし、部長クラスにあいさつ回り
  2. 部署に行き、係員全員に挨拶をする
  3. 休職期間にたまっていた書類、メールを確認
  4. 午前で帰宅

復職して1~3日は上記のスケジュールでした。

復職4日目以降から簡単な請求書の処理や、書類作成の仕事、外勤が始まりましたね。

 

私は市役所での復職だったのですが、民間企業の人は取引先への挨拶メールなども行うようです。

復職の挨拶メールを書く際の注意点を、例文付きでご紹介!

 

復職時の菓子折りは必要?

復職時に「菓子折りを用意する必要があるのか?」と疑問に思う人も多いですが、必要ないです。

 

もちろん長期間お休みをして職場に負担をかけた事実はあるかもしれません。

しかし、もともと会社側の責任で病気になったのですし、あなたは休職制度を利用しただけです。

実際に私の以前の職場でも、復職時に菓子折り準備をしている人はいませんでした。

 

もちろんあなたの職場で復職時に菓子折りを用意する慣習があるのであれば、従った方が無難ですが、ない場合は特段準備する必要はないですね。

 

復職後に意識すべきこと

ベッドルーム

復職後に意識すべきことは以下のとおりです。

  • 通院を怠らない
  • 仕事で無理はしない
  • 仕事の選択肢を増やしておく

順番に見ていきましょう。

 

復職後に意識すべきこと① 通院を怠らない

復職後も今まで通り通院し、処方された薬をしっかり飲みましょう。

なぜなら復職後は環境もガラッと変わり、疲れやすく、体調に波が必ず出てくるからです。

体調の波が出てきたときに医師やカウンセラーの存在は頼りになります。ですので自分の判断で通院をやめず、治療を続けていきましょう。

 

復職後に意識すべきこと② 仕事で無理はしない

復職後は仕事で無理をしないのも大切です。

なぜなら復職後は体調もまだまだ不安定で、徐々に体を慣らしていく姿勢が大切だからです。

 

休職期間の分まで取り返そうと復職初日からぶっ飛ばし、数日後に再休職となった人を実際に知っています。(その職場も悪いでしょうけどね)

せっかく復職したのに最初から無理をして、体調を崩しては休職した意味がないですよね。

 

ですので復職をしたら長い目で見て、徐々に仕事や体調を軌道に乗せるイメージで行きましょう。

 

復職後に意識すべきこと③ 仕事の選択肢を増やしておく

復職後に体調が安定したら、仕事の選択肢を広げることもおすすめです。

具体的には

  • 新しい資格の学習
  • 転職活動

などが挙げられます。

 

1つの職場に固執せず、新たな知識を身につけることや、職場を見つけることは選択肢が広がり、気持ちに余裕が生まれます。

 

実際に私は復職後に転職活動を経験したのですが、内定が出てから精神的に余裕が生まれました。

エリック
何かあったら辞められるし、まだ働ける職場はある!と前向きに考えながら働いてました。

 

もちろん復職直後にぶっ飛ばすのはNGですが、身体が慣れてきたら視野を広げるためにも選択肢を増やす行動をとっておきましょう。

 

復職前に緊張をほぐす方法 まとめ

記事のまとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

本記事では

  • 復職前はみんな緊張するもの
  • 復職前の緊張をほぐす方法
  • 復職日にどうしても出社できそうにない場合の対処法
  • 復職日の大まかなスケジュール
  • 復職後に気を付けること

を私の体験談を交えてご紹介しました。

 

復職前の緊張はつきものですが、本記事の「緊張をほぐす方法」を意識したらリラックスできます。

 

復職初日は顔を出せば100点。

初日に出社できたのであれば、翌日からはスムーズに出社できるものですよ。

 

ナヨナヨな私ですら復職をなんとか乗り越えることができましたので、あなたもきっと大丈夫です。まずは無理せず一歩ずつ前に進んでいきましょう。

 

それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。

 

他にもメンタルヘルス系の記事を用意していますので、ぜひご覧ください