という疑問に答えます。
◎本記事の内容
- 公務員に向いていない人の特徴・10選
- 向いてなくても公務員になりたい場合は?
公務員は最近とても人気がある職業ですが、向いていない人の特徴があるというのも事実です。
そこで本記事では元市役所職員の私が「公務員に向いていない人の特徴・10選」を紹介させていただきます。
公務員志望の学生や、公務員に転職したい人にとって参考になったら幸いです。
2,3分ほどで読み終わる記事ですので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
- 1 公務員に向いてない人の特徴・10選
- 1.1 公務員に向いてない人の特徴① 大雑把な性格
- 1.2 公務員に向いてない人の特徴② 実力で評価されたい
- 1.3 公務員に向いてない人の特徴③ イレギュラーが苦手
- 1.4 公務員に向いてない人の特徴④ 研修をしっかり受けたい
- 1.5 公務員に向いてない人の特徴⑤ 仕事にやりがいを求めたい
- 1.6 公務員に向いてない人の特徴⑥ 専門スキルを身に付けたい
- 1.7 公務員に向いてない人の特徴⑦ やりたい仕事が明確にある
- 1.8 公務員に向いてない人の特徴⑧ 新しいことをどんどんやりたい
- 1.9 公務員に向いてな人の特徴⑨ コミュニケーション能力に自信がない
- 1.10 公務員に向いてない人の特徴⑩ 「公務員は有給フル消化・土日休み」というイメージを持っている
- 2 向いてなくても公務員になりたい場合は?
- 3 公務員に向いていない人の特徴 まとめ
公務員に向いてない人の特徴・10選
- 大雑把な性格
- 実力で評価されたい
- イレギュラーが苦手
- 研修をしっかり受けたい
- 仕事にやりがいを求めたい
- 専門スキルを身に付けたい
- やりたい仕事が明確にある
- 新しいことをどんどんやりたい
- コミュニケーション能力に自信がない
- 「公務員は有給フル消化・土日休み」というイメージを持っている
順番に説明します。
公務員に向いてない人の特徴① 大雑把な性格
大雑把な人は公務員にあまり向きません。
なぜなら公務員の仕事は「超細かいから」です。
公務員は規則がとても多く、独特な「お役所ルール」があるのが一般的で、「文章の書き方」1つにしてもルールがあります。
もちろん、ルール外のことをしたら指摘を食らい「何度もやり直し」ということも公務員ではアルアルです。
公務員に向いてない人の特徴② 実力で評価されたい
実力でしっかり評価してほしい人に公務員は向いていません。
なぜなら公務員は「全員横並びの年功序列だから」です。
最近の民間企業であれば、年齢関係なく、実力のある人が出世する場合が多いですよね。
しかし、公務員の場合は「同期と給料は同じ・上司より給料は下」という絶対的なルールがあります。(年功序列)
年功序列は「力がなくても、年を取れば給料が上がっていくシステム」ですが、実力でしっかり評価してほしい人にっては非常にコスパが悪いですね。
公務員に向いてない人の特徴③ イレギュラーが苦手
イレギュラーが苦手な人も公務員には向いていない傾向にあります。
公務員は「イレギュラーが少なく、毎日同じことの繰り返し」と考えている人が多いです。
もちろん中にはそのような部署もありますが、近年は少なくなってきており(パート・委託にお任せしているため)、大体の部署では「超イレギュラーな対応」が求められます。
「市民の要望に柔軟に対応」「国・県・他市町村からの要望に柔軟に対応」など様々なイレギュラーが日々起こります。
「イレギュラーはそんなに得意じゃない…」という人には中々辛い仕事かもしれません。
公務員に向いてない人の特徴④ 研修をしっかり受けたい
研修をしっかり受けるなど、教育体制の充実を求める人には向いていません。
なぜなら公務員に「教育という概念はないから」です。
具体的にいうと、民間企業の場合は新卒社員を「しっかり稼げる人材」に育て上げる必要があります。
ですのでしっかりした民間企業に就職した新卒の場合、入社数週間は研修をみっちり受け、配属先が決まり、1年間は上司のもとについて仕事をするというケースが多いです。
稼げる人材を増やさないと民間企業は生き残れませんので、必然的に教育が整うのです。
一方で公務員は税金が資源の「利益を追求しない組織」なので、別に部下を育てなくても、組織は回っていく仕組みになっているのです。
部下を育てなくても組織が回るので、公務員は「研修」というものがほぼなく、入社初日から担当を振り分けられ、責任者となり、仕事を回していかなければなりません。
知り合いが企業の研修を受けている間に、公務員になった自分は「右も左も分からない不安定な状態」で、初日から仕事を回していかなければならないのです。
公務員に向いてない人の特徴⑤ 仕事にやりがいを求めたい
仕事にやりがいを求める人にも不向きです。
なぜなら基本的に公務員の仕事はやりがいがないからです。(もちろん人によってはやりがいを感じますが、8割の公務員はやりがいがないと答えます)
民間企業であれば、このようなやりがいがあるのではないでしょうか↓
しかし、公務員の場合は「民間企業がやらない、お金にならない仕事」をします。
ですので、自分が「数字・成績を上げている」という気分にもならないし、国民は基本的に公務員が嫌いなので、感謝される機会もほぼないです。
公務員に向いてない人の特徴⑥ 専門スキルを身に付けたい
公務員の仕事では、専門スキルが身につきにくいです。
なぜなら理由は以下の通りです↓
詳しくはこちらの記事に書いてあります↓
「何か専門知識を付けて、その分野のプロになりたい!」という方には絶対におすすめしません。
公務員に向いてない人の特徴⑦ やりたい仕事が明確にある
やりたい仕事の分野が明確に決まっている人は公務員に向いていません。
なぜなら公務員は「多種多様の部署」が混在しているからです↓
例えば、あなたが「英語を使った仕事をしたい」という目的を持っているのに、土木系の部署に配属になったら関係なすぎてモチベーションがなくなりますよね?
公務員は得意・不得意関係なく、無作為に部署配置を行うので、やりたい分野が明確に決まっている人には向いていません。
公務員に向いてない人の特徴⑧ 新しいことをどんどんやりたい
新しいことにどんどん挑戦していきたい人も公務員には向いていません。
なぜなら公務員の仕事は基本的に「現状維持」が求められるからです。
公務員は「頑張らなくても給料が上がっていく」体質なので、頑張って仕事を開拓する必要は一切なく、現状維持して無難に仕事をこなした方がコスパが良いことが多いです。
それ故に公務員全体に「現状維持が最適」という雰囲気がありますし、新しいことをしようとする人は敬遠され、評価も落とされる傾向にあります。
もちろん、色々なことに挑戦するこ志は非常に大切です。
公務員に向いてな人の特徴⑨ コミュニケーション能力に自信がない
と言う人は結構多いのですが、公務員はかなりコミュ力が求められる場合が多いです。
公務員は「一般の優しい住民」だけではなく「ネジが吹っ飛んだクレーマー」「頑固な業者さん」「クセの強い上司」など、ありとあらゆる人達とコミュニケーションを取り、柔軟に対応をしていかなければなりません。
実際に私はコミュ力が全くないのですが、対人関係はかなり苦労しました笑
もちろん、コミュ力は努力次第でなんとかなりますが、壊滅的に自信がない人にはお勧めできませんね。
公務員に向いてない人の特徴⑩ 「公務員は有給フル消化・土日休み」というイメージを持っている
公務員にこのようなイメージを持っている人は多いですよね↓
しかし、残念ながらこれらは「幻想」です。
公務員も残業を100時間を超えることだってよくありますし、休日も出勤することも多々ありますし(サービスで)、有給をフル消化している人なんて1人もいません。
「公務員は楽」という固定概念を持って、何も調べずに就職してしまうと、現実とのギャップに苦しむことになりますので、このような考えを持っている人は向いていないですね。
向いてなくても公務員になりたい場合は?
でも公務員になりたいんです…
という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、先ほど紹介した「公務員に向いてない人の特徴」に何個か当てはまるからと言って「100%不向き」という訳では当然ありません。
あくまでも大切なのは「公務員になりたいか否かの意思」です。
公務員になりたい「前向きかつ、明確な理由」があれば、向いてない特徴に何個か当てはまっていても、志高く仕事を頑張っていけると私は思います。
心の底から公務員になりたかったら、向いてない点が何個か当てはまったとしても、頑張って修正していけるものです。
公務員に向いていない人の特徴 まとめ
- 公務員に向いていない人の特徴・10選
- 向いてなくても公務員になりたい場合は?
という内容で書かせていただきました。
本記事が公務員を志している就活生や、転職希望者の方に参考にしていただけたら幸いです。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。