今回はこのような疑問に答えます。
◎本記事の信頼性
本記事では、激務部署で勤務経験のある、元市職員の私が「公務員の激務部署ランキング」のブログ記事はほぼ参考にならない理由を紹介します。
記事を読んだ後は客観的な情報収集ができるようになりますので、ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。
目次
「公務員の激務部署ランキング」は全く参考にならない理由
よくSNSやWebサイトで「公務員の激務部署ランキング」を見かけるのではないでしょうか。
しかしインターネット上の「公務員の激務部署ランキング」はほぼ参考にならないので、理由を説明させていただきます。
- 自治体や県によって忙しい部署は全く異なる
- 年度や時期によって部署の忙しさは異なる
- 個人の能力値が少ないと激務になる場合もある
順番に紹介します。
「激務部署ランキング」参考にならない理由① 自治体や県によって忙しい部署は全く異なる
結論、自治体や県によって忙しい部署は全く異なりますので、「激務部署ランキング」は参考になりません。
なぜなら自治体や県によって力の入れている事業も違いますし、人口の構成も全く異なるからです。
例えば農業に力を入れている地域でしたら「農務課」が激務になりがちで、農業があまり盛んでない地域であれば農務課は比較的緩めな部署になります。
また一方で「激務でキツい」と言われている生活保護課も正直地域によります。
一般的に「生活保護部署はキツイ」とも言われていますが、私のいた市役所では比較的緩めな部署でしたね。
もちろん「緩め=楽」と言いたいわけではありませんが、「激務部署」は自治体や県によって異なることを覚えておいてくださいね。
「激務部署ランキング」参考にならない理由② 年度や時期によって部署の忙しさは異なる
公務員は年度や時期によって部署の忙しさが異なります。
例えば出納閉鎖の5月末が激務な部署(出納課など)もあれば、イベント開催の関係で夏場が激務な部署もあるのです。
つまり時期によって仕事量にムラがあるので、一概に「○○課は激務部署」と言い切れない場合もあるのです。
「激務部署ランキング」参考にならない理由③ 個人の能力値が少ないと激務になる場合もある
個人の能力値が少ないと激務になる場合もあります。例えば「エクセルが全く使いこなせない」などですね。
公務員も事務処理作業が多いので、エクセルがある程度使えないと仕事を終わらせるのに時間がかかります。
もちろんエクセルを使いこなせても激務が避けられない場合も多いですが、ある程度の基礎知識は身につけておくべきです。
自分の職場が激務部署か確かめる方法
と考えている人もいると思います。
そこで自分の配属部署が激務部署かどうかを確認する方法を2つ紹介します。
- 夜に役所の前に行ってみる
- 「転職会議」に登録して退職者のレビューを確認する
順番に紹介します。
激務部署か確認する方法① 夜に役所の前に行ってみる
夜の21~23時の間に役所の前に何度か出向くのをおすすめします。
毎回21~23時以降も電気がついている部署であれば「激務部署」と認識しても問題ありません。
日中役所の中に入ったら「庁内地図」のパンフレットが置いてあります。そのパンフレットをもとに自分の所属される部署の場所を把握し、夜に外から見てみると「激務部署か否か」が確認できますよ。
激務部署か確認する方法② 「転職会議」に登録して退職者のレビューを確認する
「転職会議(公式HP)」に登録して退職者のレビューを確認するのも有効な策です。
「転職会議」は企業の口コミを見れるサイトであり、公務員でも「現役職員・退職職員」が職場の口コミを投稿している場合が多いです。
例えば私の職場には
- 〇〇課と△△課は大変そうだった
- 毎日深夜2時帰り、サービス残業が横行している
などの口コミが寄せられていました。
転職会議は無料会員登録を行い、自社の情報提供を少しする必要がありますが、提供を行うだけで口コミを全て閲覧できます。
私も転職会議は実際に利用したことがありますが、口コミを全て確認するためにも無料会員登録をして損はしないので、ぜひ参考にしてみてください。
「公務員の激務部署ランキング」は参考にならない まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本記事では
- 「公務員の激務部署ランキング」が参考にならない理由
- 自分の配属される部署が激務か確かめる方法
を紹介しました。
本記事が少しでも「公務員になる前のあなた」の役に立ったのであれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。
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