私が田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由【実体験あり】

私が田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由 メンタルヘルス
ダイ
ご覧いただき、ありがとうございます!

メンタルヘルスライターのダイです。

今回は以下のようなお悩みに答えます。

地方出身で今は都内(都会)に勤務しているけど、激務やハラスメントが原因で「うつ病→休職」に。

「うつ病のときは田舎で療養すべき!」なんて話もたまに聞くけど、田舎にある実家や親戚の家で療養したほうがいいのかな?

うつ病で田舎療養したことある人の体験を聞いてみたい。

 

結論、タイトルにもあるとおり、田舎でうつ病の療養はおすすめできません。

逆にうつ病が悪化する可能性もあります。

 

本記事では、田舎でうつ病の療養をして苦い経験をした私が、以下の内容を解説します。

  • 田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由
  • どう療養していくのがベストなのか
  • 都会療養の注意点

記事を読んだあとは、ベストな療養の仕方がわかりますので、是非参考にしてみてください。

 

私が田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由【実体験あり】

田舎の木々
この記事でいう田舎は「人口1万人前後の町村」と定義しています。

私が田舎でうつ病の療養をおすすめしない理由は以下の3つです。

おすすめしない理由
  1. 外出しにくい
  2. 息抜きできる場所がない
  3. 噂がすぐに広がる

田舎の特徴を踏まえながら解説します。

 

田舎をおすすめしない理由①:外出しにくい

1つ目の理由が「田舎は外出しにくいから」です。

なぜなら田舎の人は、見慣れない人をジロジロ見つめてくるから。

ダイ
自意識過剰っぽく感じるかもしれませんが、ど田舎だとマジであります。

 

田舎はコミュニティが狭いため、全住民が「昔からの知り合い」です。

昔から町内イベントや近所付き合いで交流を深め、全員が知り合い。住民が1つの組織になっているオーラすら感じますね。

ゆえに言い方は悪いのですが、町外から来た人は「異物」として扱われ、観察の対象になるケースがあります。

なぜなら昔からの知り合いじゃない人にいきなり会うと、住民は驚くから。

 

 

うつ病の人が田舎で「異物」として見られるとどうなるか

見慣れない人が外出していると、以下のようなことが冗談抜きで起こってしまうんですよね。

あの人、全然見慣れない人だけどどこから来たのかしら?車もこの辺のナンバーじゃないし。

というか顔色悪くない?なんか変な病気持ち?

とりあえず近所の○○さんにも報告しておこっと。

 

うつ病で療養するために田舎に行ったとしても

  • 「変な人」としてジロジロ見られる
  • 根も葉もない噂が広まる
可能性があるのです。

ダイ
実際に私も近所の人に変な噂を垂れ流されました。

療養している気に慣れませんよね。

 

 

地元に帰る場合はもっと辛い

もちろん

地元に帰る予定だから大丈夫では?

と考える人もいますよね。

 

しかし地元での療養だと、以下のようなケースが考えられます。

あの見慣れない若い人、誰かと思ったら○○中学の△さんじゃない?

都内で働いてるって聞いたけど、何してるのかしら?

もしかして変な病気?それともニート?

 

「昔からの知り合い」だからこそ、住民たちは異常に干渉してきます。

  • なぜ地元にいるの?
  • なぜ平日に出歩いているの?
  • 今は何をやっているの?
  • 家で何をしているの?
  • 体調は大丈夫なの?

などなど。

田舎はうつ病の理解が全く進んでいませんし、わざわざ病気を公開するのは自殺行為です。

うつ病であることを隠しながら、住民の過干渉に耐えるのはハードだと思いますね。

 

 

田舎をおすすめしない理由②:息抜きできる場所がない

この記事で定義している「人口1万人前後の町村」には、息抜きできるような店や施設がありません。

ゆえに若者向けのカフェや娯楽施設などに行きたい場合は、車を数十分〜数時間走らせる必要があります。

ダイ
うつのときに長時間車を運転するのは大変ですし、そもそも車を持っていない人は痛手ですね。

もちろん田舎にも温泉やカフェがたまにありますが、前の章で解説したとおり、地元の人に変な目で見られるため、行きにくい部分がありますね。

よって息抜きできる場所がないため、引きこもりがちになり、うつ病が中々回復しないケースも考えられます。

 

 

田舎をおすすめしない理由③:噂がすぐに広がる

はじめに解説した「外出しにくい」と似ているのですが、田舎は噂がすぐに広がります。

なぜなら田舎は暇人が多いため、人間観察と噂話しかやることがないからです。

 

 

田舎での噂の広がり方

田舎では以下のように噂が広がります。

噂の広がり方
  1. おばさんたちが喫茶店に集結する
  2. 近所の見知らぬ人の話題になる
  3. 話を聞いたおばさんたちが違うコミュニティで同じ話をする
  4. なぜか町内全体に噂が広まっている
ダイ
因みにこれは私の実体験です。

なぜか私の噂が町内に広がっていて、うつ病なのもバレていました。

うつ病になったのは誰にも言っていません。

 

「田舎でスローライフを送りながら、うつの療養をしたい」と考えていても、知らぬ間に自分の噂が広がる可能性は十分あります。

また自分がうつ病なのを知られるのは、気持ち良いものではありませんよね。

 

おすすめなのは「都会8割・田舎2割」

オフィス街

以上のことから、「田舎でのうつ療養は基本おすすめしない!」と私は考えています。

ではどのように療養するべきかと言いますと、「都会で8割過ごして、2割は田舎の親戚や実家で過ごす」がおすすめ。

都会メインで療養するのは、以下のようなメリットがあります。

  • 田舎のようなズブズブな人間関係がない
  • 気分がいいときにリフレッシュできる店や施設がある
  • 噂が広まりにくい
  • 堂々と外出(散歩)できる

 

【体験談】田舎と都会での療養

私は田舎・都会両方でうつの療養をしたことがあります。

田舎では

  • 近所の目が気になる
  • 何もしてないのに変な噂が広がった
  • 近所の人たちの干渉
などが原因で外出しにくくなり、引きこもりがちになりました。

ダイ
近所のおばさんや役場の職員が、私の情報を流出させていたみたいです。

当然うつは全然回復せず。

さすがに「これ以上田舎にいたらダメだ」と感じました。

 

 

都会メインの療養に切り替えたところ…

休職前は都会近辺に1人暮らししていたので、都会メインの生活に切り替えました。

ただ環境を変えただけにもかかわらず、都会の生活に切り替えたら田舎の息苦しさがなくなり、うつも3~4か月で回復。

ダイ
人目を気にせず外出できるようになったのが本当に嬉しかったですね。

「うつ病と朝の散歩は相性がいい」と言われており、積極的に散歩ができました。

 

私の体験上、うつのときは都会にいたほうが近所の干渉もなく、低ストレスで生活できます。

よって「都会メインで生活し、たまにスローな雰囲気を味わいに田舎へ行く」くらいが丁度良いと感じましたね。

 

 

都会療養の注意点

ベッドルームの写真
とはいえ、うつがひどいときは「人の密集する場所」に行かないようにしましょう。

ダイ
例えば駅とか大きめのスーパーとかですね。

なぜなら、うつのときは心身ともに弱っており、刺激が強い場所に行ったら気持ち悪くなるから

実際に私は病状がひどいときに無理やり外出したことがあるのですが、駅の中で倒れこみそうになった経験があります。

また「マンガでわかるうつ病のリアル」にも「うつ病患者は人混みが苦手」と書いており、刺激の強い環境とうつ病は相性が悪いのがわかります。

よって病状がひどいときは人混みを避け、近所の公園を散歩したりするなど、徐々に身体を慣らしていくのがおすすめです。

 

 

【まとめ】田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由

記事のまとめ

本記事では、都会・田舎でうつの療養経験のある私が、以下の内容を紹介しました。

  • 田舎でうつ病の療養をおすすめしない3つの理由
  • どう療養していくのがベストなのか
  • 都会療養の注意点
ダイ
少し大げさに感じる部分もあったかもしれませんが、すべて事実です。

 

言い方は悪いですが田舎は閉鎖的なので、堂々と療養できない部分があります。

よって都会での療養をメインに、たまに田舎に帰るくらいがちょうどいいかと。

本記事が少しでも参考になればうれしいです。

 

それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。