「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘。現実的な解説をします。

正社員じゃなくてもいいは半分本当で半分嘘 ワークライフ
ダイ
ご覧いただき、ありがとうございます! メンタルヘルスライターのダイです。

今回は以下のようなお悩みに答えます。

正社員のプレッシャー・業務量に疲れ切ってしまい、辞めたい…。

SNSでは「正社員じゃなくてもいい」とよく言われているけど、本当に辞めて自由になってもいいのかな…?

まず結論ですが、タイトルにもあるとおり「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で、半分は嘘

そこで本記事では「正社員」に焦点を当て、以下の内容を解説します。

  • 「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘な理由
  • 正社員じゃなくてもいい人の特徴
  • 「正社員じゃなくてもいい」などの甘い言葉には注意すべき
  • 正社員を辞めたいとき、最後に試したいこと

他のサイトは無責任で甘いことを書いていますが、ぶっちゃけ本記事は現実的な内容です。

耳が痛くなる内容もあるかもしれませんが、人生を棒に振るリスクを抑えられますので、ぜひ参考にしてみてください。

「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘な理由

オフィス街本記事の「正社員じゃなくてもいい」は、「非正規雇用でもいい」といった意味合いです。

早速「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘な理由を紹介していきます。

ダイ
まずは「半分本当な理由」から見ていきましょう。

「正社員じゃなくてもいい」が半分本当な理由

正社員ではなく、非正規でもいい理由は以下のような理由です。

  • 現代は多様な働き方があり、何を選択するかは個人の自由だから
  • 重たすぎる責任を背負わなくていいケースが多いから
  • その辺の正社員より時給が高くなるケースも多いから

正社員や非正規、フリーランスなど、様々な働き方がありますが、どんな形でも個人の自由なのは間違いありません。

また、非正規雇用は正社員に比べ、仕事の負担が少ないケースが多いため、プライベートを優先させやすいとも言えるでしょう。

ダイ
以上のように「自由」を求めるのであれば、ある意味「正社員」にこだわる必要はないのかと思いますね。

「正社員じゃなくてもいい」が半分嘘な理由

もう半分が嘘な理由は以下のとおりです。

  • 安定性がなく貧困に陥りやすい
  • 信頼がガクッと落ちる
  • スキル構築が難しく転職しにくくなる

一番気になるのは「生活面での不安」ですね。

非正規は給料が時給換算ですので、労働時間が短い月は給料も安くなります。昇給もほぼありません。

ダイ
労働した日が収入に直結するため「副反応のあるワクチンを打てない」みたいな人も結構いるようですね。

非正規は休暇とかも取れないケース多いですから…。

さらに景気が悪くなったら即クビになるのも非正規です。

もちろん例外はあると思いますが、基本的に非正規では「安心×安定の生活は遅れない」と考えた方がいいですね。

実際に非正規の貧困を訴えたニュース記事も、過去に話題になっていました↓

東洋経済オンライン:「35歳超の非正規男性が悲惨なほど困窮する現実

以上のことから、正社員を手放すデメリットも非常に大きいのがわかりますよね。

そこで次の章からは、正社員を捨てて、非正規になっても問題ない人の特徴を紹介します。

ダイ
あなたがどれに当てはまるかをぜひ考えてみてください。

正社員じゃなくてもいい人の特徴

パソコンを用いて仕事をする写真

私が考える「正社員じゃなくてもいい人」は以下の4つのどれかに当てはまる人です。

  • 一時的な食いつなぎで非正規を考える人
  • 恋愛・結婚を諦めた男性
  • 理解あるパートナーと同棲・結婚している人
  • 何かしらの才能がある人

ぶっちゃけ賛否両論あると思いますが、順番に解説していきます。

①:一時的な食いつなぎで非正規を考える人

以下のように、どうしようもない事情がある場合は、一時的に正社員の立場を捨てるのは問題ないでしょう。

  • 病気の人
  • 会社を辞めないと転職活動できない人

がっつりブランクが開いてしまうよりは、少しでも社会に携わってた方が好ましいと言えます。

【注意】ダラダラ続けないこと

一時的な食いつなぎで非正規をやり、最終的に正社員を目指すのは全く問題ないです。

しかし、非正規をダラダラ続けないのが最大の注意点ですね。

なぜなら非正規はスキル構築も難しく、歳をとればとるほど正社員転職がハードになるから。年齢を重ねたら、転職には「スキル・実績」が求められてきますからね。

また、会社によっては、非正規で働いてた期間を「ブランク」と見なすケースがあります。

ダイ
当然ブランクが長くなるほど、転職しにくくなりますよね。まぁどう見られるかは会社によりけりなので、あまり神経質になる必要はないかもですが…。

以上のことから、一時的な食いつなぎで非正規を考える場合は、時期を決めて働き、次の目標に進むようにしましょう。

②:恋愛・結婚を諦めた男性

もう薄給で責任だけ重たい正社員は嫌だ!

一生フリーターとして生きるぞ!!

と考える人もいらっしゃいます。もちろん1つの考えですので、否定しません。

ただし「男性で一生非正規の生活=恋愛や結婚を諦める」といった構造になります。

「別に彼女とか結婚とかどうでもいい」と考える男性は、正社員じゃなくてもいいですね。

なぜ一生非正規の男性は、恋愛や結婚を諦めなければならないか

結論、社会人の女性は、男性に対して「高収入×正社員」を求める傾向にあるからです。

実際に女性が結婚相手に求める最低年収の平均は「526万円」と言われています。

また「マイナビウーマン」の調査によると、女性が結婚相手に求める譲れない条件として「正社員」「浮気をしない人」も挙げられています。

出産とかもあるので、仕方ない部分もあるでしょう。

一方、国税庁の「令和2年 民間給与実態統計調査」によると、非正規男性の平均年収は「228万円」とあります。正規ですら難しいのに、非正規で年収500万円を超えるのは「ほぼ不可能」と言えるでしょう。

以上のように、年収面と雇用形態のハードルを乗り越えられないため、非正規男性は女性から見向きされなくなります。恋愛・結婚はできなくなるといっても過言ではないです。

もちろん「私が養う」「年収など気にしない」と考える女性が一定数いらっしゃるのも事実です。

しかし、基本的に女性は上昇婚志向ですので、あなたの前にそんな女神は現れないと考えておきましょう。

ダイ
実家が超太いとか、超イケメンじゃない限りは現れません。

以上のように、恋愛・結婚はどうでもいいのであれば、正社員にこだわらなくてもOKです。自由にソロライフを楽しみましょう。

③:理解あるパートナーと同棲・結婚している人

  • 病気もあるし無理に働かなくてもいいよ
  • 養うよ

上記のような病気に理解があったり、労働をそこまで求めたりしないパートナーがいる場合は、正社員じゃなくてもOK

仕事が好きじゃない限り、無理する必要がないからです。

ダイ
発達・精神障害の界隈でも有名な「理解のある〇〇」ってやつですね。

理解あるパートナーが近くにいれば、非正規ならではの不安定さや社会的信頼の低さも関係なくなりますので、正社員にこだわる必要はないでしょう。

④:何かしらの才能がある人

非正規の社員として収入を得つつ、執筆活動やイラスト活動も行い、収入を得る人もいます。

いわゆる「非正規×副業」といったキャリアモデルですね。

上記のような何かしらの特技・才能を持っている人は、非正規で一般社会とのつながりを保ち、創作活動を行うのも悪くないでしょう。

ダイ
正社員やりながらの創作活動は忙しくて難しいですからね。

ただ、なんの特技も才能もない人が、非正規と創作活動を両立させるのは難しいと思います。万年売れない芸人と何も変わりません。

他人から羨まれるような特技・才能がない限りは、正社員を続けるのをおすすめします。

フリーランスや起業はどうなの?

フリーランス・起業で食っていけるだけの収入を得られるのであれば「正社員じゃなくてもいい」と私は考えてます。

なぜなら「フリーランスや起業で食える=スキル・才能が十分ある」のを意味するから。

自力で軌道に乗せる営業力とスキルがあれば、生活は自然と安定しますし、サラリーマンに戻るとしても、比較的簡単に復帰できるのではないでしょうか。

ただ、スキルも才能もないのに夢だけを見て正社員を辞めたら、99%の確率で失敗しますので、下手なチャレンジはしないようにしましょう。

「正社員じゃなくてもいい」などの甘い言葉には注意すべき

SNSを視聴する写真

最近はSNSで「正社員じゃなくてもいいよ?」と甘い言葉をかける匿名ユーザー多いです。

もちろん、多様な働き方が存在するのは事実ですし、どんな選択を取ろうが人の勝手。

しかし、先ほど紹介した「正社員じゃなくてもいい人の特徴」に当てはまらない限りは、頑張って正社員で働いた方がいいと個人的に思ってます。

正社員の恩恵
  • 法で守られているため解雇されにくい
  • 世間体がいい
  • ローンも組みやすくカードも作りやすい
  • ボーナスもある場合が多い
  • 福利厚生を受けられる
  • 昇給がある
  • 恋人も作れるかも

やはり上記のように正社員はメリットが多いですので、一時の気分で辞めるのはもったいないのではないでしょうか。どれも非正規やフリーランスなどでは味わえない権利ばかりです。

ダイ
それに一度正社員を辞めてしまったら、復帰が難しくなりますからね…。

SNS上の人は基本的に無責任

SNSで甘い言葉をかけてくる人は、非常に無責任です。

仮にあなたが正社員を辞めて貧困に陥っても、甘い言葉をかけた彼らは何の責任も取ってくれません。

基本的に「ネット上と現実世界の価値観は別物」と考えた方がいいです。SNS上の「気持ちいい言葉」だけを信じず、無難で堅実な道を歩むのも検討してみてください。

正社員を辞めたいとき、最後に試したいこと

面接に向かう写真

「正社員をどうしても辞めたい」と考えたときは、以下の2つを最後に試してみましょう。

  • カウンセリングを受ける
  • 転職エージェントでキャリア相談をする

順番に解説します。

①:カウンセリングを受ける

1つ目が「カウンセリング」です。

個人的には「民間のカウンセリングルーム」に行くのがおすすめです。

民間のカウンセリングルームであれば、自分と関係ない第三者から客観的なアドバイスをもらえますし、病院でもないため敷居が高くありません。

カウンセリングを受ける際は「仕事の悩み」「転職の悩み」などを紙に書いてから相談してみましょう。

悩みを言語化するだけで気持ちの整理がつきますし、スムーズに相談できますよ。

②:転職エージェントでキャリア相談をする

大手転職エージェントで、キャリア相談をしてみるのもおすすめです。

※転職エージェントとは?
転職エージェントは無料で転職をあっせんしてくれるサービスです。

転職エージェントは「完全無料」で以下のサービスが利用できます。

  • キャリアアドバイザーとの面談
  • 書類の添削
  • 面接練習
  • 求人紹介
ダイ
ぶっちゃけ転職を本気で考えてなくても、面談だけの利用もOKです。

転職エージェントはどこを使えばいい?

転職エージェントで面談をする際は、とにかく業界大手のエージェントを頼りましょう。なぜなら大手は利用者が多いため、アドバイザーのノウハウが構築されてるから。

業界最大手の転職エージェントは「リクルートエージェント」です。リクルートが運営しており、転職希望者がとりあえず最初に登録するエージェントとして知られています↓


ダイ
私も2020年の春ころに転職活動をしましたが、その際もはじめはリクルートエージェントに登録しました。

リクルートエージェント」は利用者も多いため、アドバイザーの「キャリアに関する知識」も豊富な印象を受けました。

  • 仕事を辞めようか迷っている
  • 適職が何かわからない
  • どんな仕事が世の中にはあるのか

上記のような些細な質問でも構いません。

キャリアアドバイザーが親切に答えてくれますので、その道のプロに一度相談してみて、客観的な意見を聞いてみましょう。

【まとめ】「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘!現実的な解説をします。

記事のまとめ

記事をご覧いただき、ありがとうございました。内容をザっとまとめました↓

まとめ
  • 「正社員じゃなくてもいい」は半分本当で半分嘘
  • よほどの理由がない限りは正社員を目指そう
  • 「正社員じゃなくてもいい」などの甘い言葉には注意する
  • どうしても辞めたい場合はカウンセリングルームか転職エージェントを利用する

正社員以外の働き方を馬鹿にしているわけではなく、好んで正社員を捨てるのはリスクだよといった内容です。

ダイ
体調面・景気の影響などで、正社員を諦めた人がいるのも重々承知しています。

 

近年、インターネットでは以下のような意見を目にする機会が多いです。

  • 学校なんて行かなくてもいい
  • 正社員じゃなくてもいい
  • 自由に生きてもいい

確かに上記のような甘い言葉がセーフティーネットになり、心に余裕が生まれる部分もあるでしょう。

しかし、凡人ほど堅実な生き方をするのが安全です。

インターネット上の甘い言葉を真に受けすぎず、堅実なルートを辿るのも検討していただけたらと思います。

それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。

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