今回はこのような疑問に答えます。
- 会社の制度を利用しただけだから
- あくまでも被害者だから
- 貰った側もビミョーな気分になるから
しかし菓子折りを渡す慣習がある場合は、準備するのがベター。
本記事を執筆している私は、うつ病で休職し、復帰した経験があります。
記事を読んだ後は、菓子折りがいらない理由がわかり、復職に向けた準備ができますので、ぜひご覧ください。
目次
休職から復帰するとき、菓子折りが必要ない理由
繰り返しになりますが、うつの休職から復帰するとき、菓子折りは必要ありません。
理由は以下の3つ。
- 会社の制度を利用しただけだから
- あくまでも被害者だから
- 貰った側もビミョーな気分になるから
順番に見ていきましょう。
理由① 会社の制度を利用しただけだから
休職や病気休暇は「社員に元気になってもらうための制度」で、組織が用意したもの。
制度を利用しただけなのに、お詫びの意味を込めた「菓子折り」とか意味不明ですよ。
詫びが必要な制度など、廃止しろという話です。
もちろん休職したことにより、係の人に負担をかけたかもしれません。
しかし業務を調整するのは組織の役割で、常に柔軟に対応できる体制を取っておかなければならないのです。
理由② あくまでも被害者だから
うつ病になり、休職に至った時点であなたは被害者です。休職になるということは「ハラスメント・過重労働」などが原因ではないでしょうか?
つまり
- 組織の在り方
- 上司
が原因で病気になったといっても過言ではありません。
うつ病は今のところ、完治させるのが難しいとされています↓
服薬を終了して一定期間再燃しなかった方は完全に治った(「完治(かんち)」)と言って良いでしょうか。残念ながらそう言い切ることもまた難しいところがあります。なぜならうつ病を患ったのは、その方がある種の体質や性格傾向を持っていたからという要素もあり、その場合は状況次第でうつ病が再発する(治療が終了した後に、再び同じ病にみまわれる)ことがあるからです。体質は生来的な要因によるので、今日の医学では変えることは困難です。
故に、うつ病がよくなったら「完治」ではなく「寛解」と言われます。
組織が原因で、大病を患ったにもかかわらず、詫びの意味を込めたお菓子を配るなど意味不明ですよね。
よって「お菓子を配る必要はない」と私は考えています。
理由③ 貰った側もビミョーな気分になるから
うつ病で休職をしていた人から、お菓子を渡されても周囲の人はビミョーな気分になるかと。
なぜなら基本的に社内の人は、うつ病の人にどう接していいかわからないからです。
などの懸念から、うつ病患者を腫れ物扱いする社員も多いです。
また「うつ病を甘え」と考える人も多いことから、メンタルヘルスの理解はまだまだ進んでいません。
そんな未知のうつ病の人から、復帰時にお菓子を渡されたら反応に困る社員も多いかと。
【例外】菓子折りを渡す慣習があれば、従うのが無難
うつ病の休職から復帰する際、菓子折りを渡す慣習がある場合は準備しましょう。
なぜなら日本は同調文化があるため、慣習通りの動きをしなければ、変人扱いされるからですね。
例えば復帰時に菓子折りを渡す慣習のある会社において、お菓子を配らなかったら
など、ネチネチ言われる可能性もあります。
せっかく職場復帰したのに、不快な思いをして体調がまた悪くなるのは避けたいですよね。
よって菓子折りを渡す慣習のある会社では、従うのがベターです。
菓子折りはいらなくとも、挨拶は必要
例外はあるものの、基本的に「復帰時の菓子折りは不要」ということを知っていただけたと思います。
ただ菓子はいらずとも、復帰時は同僚や取引先の関係者に挨拶はしておきましょう。
特に職場の人は、仕事を肩代わりしてくれた可能性もあるため、一言挨拶を添えるだけであなたの印象も良くなりますよ。
【まとめ】休職から復帰するときに菓子折りは必要か?
本記事の内容は以下のとおりです。
- 基本的に菓子折りは不要
- 慣習があれば従う
- 復帰の際は部署の人に挨拶はしておこう
職場復帰をするときは不安で、様々なことを考えてしまいますよね。私もそうでした。
お菓子は配らずとも、職場の人に元気に挨拶するだけで気持ちは伝わりますし、安心してくれる人も多いでしょう。
ぜひ無理のない範囲で復職し、身体を慣らしてくださいね。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。
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