今回はこのような疑問にお答えします。
◎記事でわかること
- ブラック企業の判定基準がわかる
- 新卒入社したブラック企業を辞めにくい理由がわかる
- ブラック企業で働き続けるとどうなるかがわかる
- 新卒入社した会社がブラックだったときの対処法がわかる
新卒入社した会社がブラックだったときの4つの対処法は以下のとおりです。
- 正しい労働法の知識を身につける
- 部署異動を申し出る
- 転職活動を始める
- 退職代行を利用する
本記事は新卒でブラック部署に配属され、うつ病になった私が過去の自分を救うために書いた記事です。
ブラック企業で根性を出し続けていると確実に病気になりますので、ぜひ私を反面教師にして対処法を参考にしてみてください。
目次
ブラック企業の判定基準
厚生労働省によると以下の特徴に当てはまる企業を「ブラック企業」としています。
- 労働者に長時間労働や過剰なノルマを課す
- サービス残業やハラスメントが横行
- 過酷な環境において労働者の選別をする
上記3つ全てではなく、1つでも当てはまったら「ブラック企業」なのです。
実際私は新卒で市役所に入ったのですが、長時間サービス残業(60h~200h)が横行していたので、そこそこブラックだったと思います。
新卒入社した会社がブラックだったときの対策はあとで紹介をさせていただきますね。
新卒入社したブラック企業を辞めにくい理由は?
あなたの会社がブラックだったとしても、やはり辞めにくいと考えているのではないでしょうか?
そこでこの章では「新卒入社したブラック企業が辞めにくい理由」を解説しつつ、新卒社会人が誤解していることについて事実を伝えていきます。
- 新卒3年以内に辞めたら転職先がないから
- 会社は簡単にやめられるものではない
順番に紹介します。
辞めにくい理由① 新卒3年以内に辞めたら転職先がないから
会社の上司、家族よく言われる言葉ではないでしょうか?
「とりあえず3年続けよう」はことわざの「石の上にも三年」からきている理論で、「仕事は最初大変だけど、3年ほど我慢したら慣れてくるよ」というニュアンスです。
しかし「石の上にも三年」が通用するのは「ホワイト企業」のお話であり、ブラック企業のような過酷な環境に3年も耐えていたら間違いなく働けない身体になります。
新卒3年以内に退職し、転職を決めた人はたくさんいる
厚労省は「新卒の3割以上は3年以内に退職をする」と示しています。
そして近年では新卒3年以内の転職希望者を「第二新卒」として扱っており、
- 年齢が若いためポテンシャル採用
- 新人研修をする必要がないため、コスト削減になる
という理由から積極的に採用する企業が増えています。
実際に私の知人でも「第二新卒」で転職を成功させた人は何人もいますので、「とりあえず三年理論」はウソと思っておきましょう。
辞めにくい理由② 会社は簡単にやめられるものではない
上司の許可が出ないと退職できないんですよね?
と感じる新社会人も多いでしょう。
しかし憲法で「職業選択の自由」が定められている以上、あなたはいつでも自由に仕事を辞められるのです。
ブラック企業は人手不足のため、若手社員が退職しようとすると「過度な引き留め・脅し」を行いますが、好きなときに退職する権利をあなたは持っていることを覚えておきましょう。
それでもブラック企業を辞められない場合の方法はあとで紹介させていただきます。
ブラック企業で働き続けるとどうなるか
ブラック企業で働き続けるとどうなるか、結論から申し上げますと「働けない身体」になります。
ブラック企業で働き続けると以下のような病気や症状に襲われます↓
- 血便・血尿
- 高血圧
- うつ病
私は「うつ病」を経験し、現在も闘病中ですが、うつ病になるとしばらく働けない身体になり、後遺症にも悩まされます。
働けない身体になってしまっては今後のキャリアプランが崩れますので、ブラック企業で根性を振り絞るよりも、早急に劣悪な環境を抜けましょう。
新卒入社した会社がブラックだったときの対処法
新卒入社した会社がブラックだったときの対処法は4つあります。
- 正しい労働法の知識を身につける
- 部署異動を申し出る
- 転職活動を始める
- 退職代行を利用する
心身ともに余裕がある場合は①~③、余裕がない場合は④を行いましょう。
以下で順番に説明をさせていただきます。
対処法① 正しい労働法の知識を身につける
ブラック企業から身を守るためにも、まずは正しい労働法の知識を身につけておきましょう。
なぜなら労働法の知識を得ることで
- どれだけ自分が損をしているか
- ブラック企業から身を守る方法
- どれだけのお金をブラック企業から取り返せるか
などがわかるからです。
しかしブラック企業はコンプライアンス意識がないので、労働法の話を持ち出したら絶対に怒られます。
ですのであくまでも「正しい働き方」を知識として蓄えておきましょう。
実際に私も読んだ書籍を載せておきます↓
本書は「ブラック企業に入社したときに使える国の制度」や「ハラスメントを撃退する方法」などが紹介されています。
一見堅そうな内容ですが、読み物としてとても面白かったです。
サービス残業が月数時間~20時間程度で身体にまだ余裕のある人はぜひ読んでみてください。
対処法② 部署異動を申し出る
次に有効な対処法は「部署異動」の申し出です。
部署異動を申し出ることによって、少しでも良い部署に異動できる場合もありますし、何より仕事をわざわざ辞めなくて済みます。
実際に私の大学の先輩も「ブラック営業部」から「ちょいブラック人事部」に異動したことにより、身体に余裕が生まれたそうです。
部署を変えるだけで残業代が出るようになったり、残業が減ったりする場合も多いので、自分の部署に違和感を感じるようでしたら異動を申し出てみましょう。
対処法③ 転職活動を始める
新卒で入社したブラック企業を辞めたあと
- 起業
- フリーランス
を目指す人以外は転職先を探す必要がありますよね。
ブラック企業に長く在籍していたら身体を壊しますので、転職活動は水面下で始めておきたいです。
第二新卒で転職を決めるにはどうする?
結論から申し上げますと「転職エージェント」を利用しましょう。
「転職エージェント」とは求職者にマッチしそうな企業を紹介してくれる業者で、「リクルート」が展開する「リクルートエージェント(公式HP)」が有名です。
転職エージェントでは
- あなたに合う企業・業種の紹介
- 書類の添削
- 面接練習
を全て無料でやってくれますので、転職活動の手間を大幅に省けます。
ブラック企業では転職活動にあまり時間を割けませんので、転職エージェントの活用が必須です。
実際に私も転職エージェントを複数社(リクルートエージェント、DODA)利用して、内定を数多くいただきました。
転職エージェントは「業界最大手」の信頼性あるエージェントを選ぶのがおすすめです。
大手のエージェントは求人数やサポートが充実しているため、初めての転職活動の際は登録して利用してみましょう。(もちろん完全無料です)
- リクルートエージェント → 業界最大手で10万件以上の求人保有
- DODA → 業界№2の求人数で、転職サイトと一体化した便利なエージェント
退職代行を利用する
部署異動も叶わないしハラスメントがひどすぎて、もう限界…
という新卒社会人もいると思います。
本当にどうしようもない場合は「退職代行」を使って先に退職してしまうのも手です。
なぜならハラスメントに耐えられなくなり、うつ病になる場合もあるからですね。
もちろん職場環境が限界で次を決めずに退職するのは恐怖を感じる人も多いでしょう。
しかし年齢が若ければ「第二新卒枠」で次の職場は比較的簡単に見つかりますし、うつ病などの精神疾患になってしまったら数年はまともに動けない身体になります。
私は実際に重度のうつ病になってしまいましたが、病気になる前にスパっと辞めておけばよかったと感じています。
ですのでブラック企業の在籍中に「部署移動、転職活動」などが厳しければ「退職代行サービス」の利用も検討しましょう。
実際に私が過去にインタビューをした「退職率100%、法的リスク0」の弁護士を味方につけられる退職代行サービスの記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください↓
新卒入社した会社がブラックだった場合はどうすべき?
本記事では
- ブラック企業の判定基準
- 新卒入社したブラック企業を辞めにくい理由
- ブラック企業で働き続けるとどうなるか
- 新卒入社した会社がブラックだったときの対処法
を紹介しました。
新卒で入社したにもかかわらず
- 聞いていた待遇と違う
- サービス残業が多すぎる
- 過剰なハラスメント
というブラック企業に入社してしまう人は私を含め多いです。
しかし無理をして続けていると確実に体調を崩し、働けない身体になるでしょう。
「身体が一番」ということを私自身「うつ病」になり実感しました。
ですので「石の上にも三年」など気にせず、ブラック企業からは早いこと逃げ出しましょう。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。
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