- 新卒で公務員になるのはもったいないの?
- 新卒で公務員になるメリットやデメリットって?
「新卒で公務員になるのはもったいないの?」というお話は結構耳にされるかと思います。
新卒で公務員になった私から言わせてもらいますと「新卒で公務員になるのは最高にもったいない。デメリットが多すぎる。」です。
そこで本記事では、なぜ新卒で公務員になるのはもったいないかというテーマで、新卒で公務員になるメリットやデメリットを紹介します。
「コロナショックで公務員ブームがくる」と言われているご時世ですが、新卒学生の進路選択の参考になればと思います。
◎本記事の内容
- 新卒で公務員になるデメリット
- 新卒で公務員になるメリット
- それでも公務員になりたいあなたへ
それでは早速本題へ入ります。3分ほどで読み終わりますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
目次
新卒で公務員になるデメリット
「新卒で公務員になるのは最高にもったいない!」というのが私の考えです。
もったいない理由としまして、新卒で公務員になるデメリットをつ6紹介させていただきます↓
順番に説明させていただきますね。
デメリット① 公務員の仕事はスキルが身につかない
公務員の仕事を真剣にやっていても「外で通用するスキル」はほぼ身につかないです。
公務員の仕事は「金にならない特殊な仕事」なので、言ってしまえば「役所の仕事で培った知識は役所以外では使えない」のです。
また公務員は部署異動が頻繁にありますので、専門的なスキルが全く身につかず、浅い知識しか身につかないのが現実で、転職しにくい傾向にあります。
詳しくはこちらの記事で説明しています↓
なので公務員を長く続ければ続けるほど「市場価値が0に近づいていく」のです。
一方で民間企業だと営業力やマーケティング力など「金を稼ぐスキル」が身につきますので、よほどのブラック企業ではない限り市場価値を高めていくことが出来ます。
どんどん市場価値を高めたいのであれば、公務員は絶対にやめておくべきですね。(私は役所に入る前、ここに気が付くことが出来ませんでした)
デメリット② 公務員になるのは新卒じゃなくてもいい
公務員試験は大半が30歳未満であれば受験できます。(中には年齢制限がない場所もあります)
ですので新卒に限らなくても
からでも受験可能なのです。
しかし、日本は未だに「新卒」が強い風潮があり、新卒でしか入ることのできない「民間企業」が山のようにあります。
こう見ると貴重な新卒カードを公務員試験に使うのは少々もったいないのかと私は思いますね。
デメリット③ 働き方の変な癖がつく
私の職場でもそうなのですが、公務員を長く続けると「働き方の変な癖」がつきます。
具体的に説明しますと、仕事を定時までに終わらせる感覚がなくなります。
公務員は労働基準法が適応されないので「残業し放題」になり、大半の職員はこのような思考回路に陥ります↓
もちろん膨大な仕事量を効率的にさばいている人もいますが、民間企業のように「残業規制」が公務員にはありません。
※もちろん激務部署に配属され、どんなに効率化しても定時までに仕事が終わらない場合も多々あります。
規制がないゆえに、残業前提の思考になってしまい仕事を定時までに終わらせる感覚がなくなってしまうのです。
デメリット④ 腐っていく可能性がある
公務員には一定数仕事をあからさまにサボる「ヤバい人」がいます。
そんな人の部下になってしまうと、どんどん腐っていき、いつの日か自分も全く仕事をしないダメ人間になってしまう可能性も十分あります。(私の周りは熱心な方が多いです)
腐った環境から脱出したいものの、外で通用するスキルを持っていないが故に我慢して働き、組織に染まり壊れていく人も結構多いです。
民間企業ではあからさまにサボる人はクビになると思いますが、公務員では基本的にクビはないのでサボリーマンが一定数出てしまうのですね。
デメリット⑤ プライベートがない場合が多い
新卒の私の場合ですが、これが日常茶飯事でした↓
ぶっちゃけ私だけではなく、全国の公務員の多くがこんな生活を送っているかと思います。
公務員は「国民の犬」なので休日も平日も働き詰めで、プライベートなんてほぼないことが多いです。中には休日も100%休みで、残業も少なく楽な部署もありますが、近年は人手不足の影響もあり、少ない傾向にあります。
せっかくプライベートでは勉強してスキルアップに時間を使いたいのに、使えないというフラストレーションが募ります。
デメリット⑥ 研修がない
普通の民間企業であれば、入社後数週間~数か月研修の研修を経て、配属先が決まり、上司の下で仕事をするのが一般的ですよね。
しかし公務員に「民間企業のような研修」なんてものはありません。
公務員は初日から担当を与えられ、すぐ業務や事業を1人で回していかなければならなく「新卒だろうと初日から即戦力扱い」です。
よく企業説明会などで
しかし、残念ながら公務員に民間企業のような研修はないのです。
そのお陰でビジネスマナーも身につきにくいし、初日から業務を回すプレッシャーで心を疲弊することも多いです。
新卒で公務員になるメリット
1つだけ新卒で公務員になるメリットがあります。
それは「公務員試験に学歴フィルターはない」という点です。
超大手の企業だったら「学歴フィルター」があり、言い方は悪いですが無名大学の方は超大手に受かるのは難しいです。
大手で人事をしている知り合い曰く「大手には膨大な応募がくるので、ある程度の学歴でふるいをかけた方が選考の手間が省ける」ということです。
しかし一方で公務員試験は「全員平等」が原則で、有名大学だろうと、無名大学だろうと試験で点数を取れば合格します。
実際に私の職場でも無名大学~MARCHを始めとした有名大学出身者など多種多様です。(無名大学の方を見下しているつもりではありません。無名大学だろうと高卒だろうと優秀な職員は当然います)
大学名に関係なく、全員がフェアな条件で受験できるのが、新卒で公務員になる唯一のメリットですね。
それでも公務員になりたいあなたへ
私は新卒で公務員になるのはもったいないと考えています。なぜなら圧倒的にデメリットの方が多いからです笑
しかし「それでも公務員を目指したい」という方は是非とも公務員を目指しましょう。
公務員に本気でなりたくない人は「新卒で公務員になるデメリット」を聞いたら迷いが生じると思うのですが、迷わずに公務員を目指せる人は必ず試験に合格し、公務員になっても腐らず活躍できることでしょう。
国民も、そんなブレない熱い志を持った公務員を渇望していることかと思います。
新卒で公務員になるのはもったいないのか? まとめ
- 新卒で公務員になるデメリット
- 新卒で公務員になるメリット
- それでも公務員になりたいあなたへ
という内容で書かせていただきました。
結論は「基本的に新卒で公務員になるのはもったいない。なぜなら圧倒的にデメリットが多いから」です。
本記事を読んでいただき、貴重な新卒カードを「公務員に使うか」「民間企業に使うか」の参考になったら幸いです。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。