という疑問にお答えします。
今回は志望者の多い国家公務員(一般職)、県庁職員、市町村職員の違いやメリット、デメリットついて解説させていただきます!
来年度に向けて公務員試験の準備をされている方、公務員を検討している方に少しでも参考にしていただけたらと思っています。
◎本記事の内容
- 国家公務員の仕事内容は?&メリットとデメリット
- 県庁職員の仕事内容は?&メリットとデメリット
- 市役所職員の仕事内容は?&メリットとデメリット
早速本題へ入ります…!
国家公務員の仕事内容は?
国家公務員といっても三つに分けられる・・
まず国家公務員といっても総合職(一種)と一般職(二種)、専門職があります。
総合職は俗にいうキャリア官僚です。国の政策を企画、立案している方たちです。
国家専門職は財務専門官、国税専門官、労働基準監督官などがあります。
しかし、今回は総合職ではなく志望者数の多い一般職で話を進めます!
国家一般職の仕事内容
国家一般職はどんな業務内容なのでしょうか?大学の部活動の先輩で数名一般職従事者がいるので聞いてみました。
国家一般職は総合職によって企画立案された国の政策を、1府12省の中央省庁や地方機関にて実際に着工していきます。
話によると、中央(官僚)が決めた政策を事務的に進めていくことが多いようです。
国家主体の国の事業を進めていくので、地方公務員よりスケールは大きいかもしれませんね!
国家一般職になるメリット・デメリット
まずはメリットから書いていきます。
国家一般職のメリット① その分野のプロになれる=専門知識が身につく
国家公務員は各省庁で働きます。
地方公務員のように無作為な部署移動がないというのが最大の特徴なので、ある分野の専門的な知識が身につくというのもメリットです。
国家一般職のメリット② スケールの大きな仕事に携わることが出来る
国家公務員は国の事業に携わるのでとにかくスケールが大きいです。
道路整備に携わった知り合いがいますが、ただの整備ではなく景観も考慮した事業だったようで、やりがいがあったようです。
次はデメリットです。
国家一般職のデメリット① 出世に限界がある
国家総合職が国の最高幹部になるのですが、一般職は頑張っても中堅クラスにしかなれません。総合職を超えることは難しいとされているようです。
しかし一般職の中でもトップクラス級に優秀だと国の機関の局長になるなんてケースも最近出てきました。極めてまれなケースですね。
https://www.kyobun.co.jp/news/20190702_04/
国家一般職のデメリット② 事務的な仕事がキツいかも
先程スケールの大きな仕事と書きましたが、中央が決めたことを事務的に進めていくという側面も当然あります。
完全な主観になってしまいますが、中央が全て決めることにより、個人の意思が反映されないというのが少々窮屈かもしれませんね。
国家一般職はこんな人におすすめ!
国家総合職は言わずもがな激務で、家庭やプライベートも捨てなければならないことが大半です。
そこまでとは言わないけど国の事業に少しでも携わったり、専門知識をつけたい人にオススメかもしれませんね!
県庁職員の仕事内容は?
さて次は県庁の職員についてです。従姉妹が元県庁職員なので色々聞いてみました。
県庁は一言でいうと各市町村や国、企業など様々な団体と連絡調整を行い県規模の事業を進めます。
一方で市役所のような対住民という機会はあまりなくなります。
従妹はよく一般企業の方と交流があったようで、出版会社とよく仕事を行っていたようです。
県庁職員になるメリット・デメリット
県庁職員のメリット① 部署異動が頻繁にある
メリットでもありデメリットでもある部署異動。
国家公務員は専門知識が付く中、県庁や市役所はコロコロ業務が変わってしまいます。
これをメリットと考えるか、デメリットと考えるかは人次第です。
部署異動が頻繁にある市役所や県庁でどんなスキルが得られるかを書いた記事がありますので、ぜひお読みください↓
県庁職員のメリット② 幅広いコネが出来る
私はこれが県庁の最大のメリットなのではないかと思いました。
県庁内だけではなく国や市役所、民間企業と業務を行うわけですから至る所に知り合いが出来ます。
もちろん悪い関係になってしまうこともあるとは思いますが、色々な人との出会いというのは中々経験できるものではありません。
県庁職員のデメリット① 国と市の板挟みになることも
国と市の板挟みになことも多々あります。
私自身県庁の方と仕事で連絡を取ったことがあるのですが、その際色々と質問したところ
と言われたことがありました。なんだか申し訳ない気持ちになりましたね笑
県庁職員のデメリット② 転勤が多いかも
これも人によってはメリットですよね。
私は転勤が嫌だったので県庁に行かず市役所を選択しました。
例えば北海道のような大きい都道府県なんかだと転勤も一苦労ですよね・・
県庁職員はこんな人におすすめ!
とにかく色々な人と仕事をしてみたい!という方にオススメかもしれませんね。
それに都道府県規模の事業なども行うのでスケールはかなり大きいものとなるので、そういったものを望む人にとっても良いものかもしれません。
市役所職員の仕事内容は?
私の職種でもある市役所です。
市役所は一言でいえば、住民手続きやインフラ、イベントにかかわる業務など多様な市民サービスを提供しながら事業を進めます。
詳しくは以前、市職員について書いた記事があるので見ていただけたらと思います↓
市役所職員になるメリット・デメリット
市役所職員のメリット① 転勤がない
人によったらデメリットですが、私はメリットだと思います。転勤となるとお金も時間もかかりますからね・・
ただ田舎に永住だと少し不便かもしれません(笑)
市役所職員のメリット② 税金の使い道が直に見ることが出来る
一般市民ではわからない税金の使い方を市役所にいると生で見ることが出来ます。
などなど色々な発見があります。
市役所職員のデメリット① 肩身が狭い
政令指定都市レベルの市職員ならあまり住民の目を気にする必要はないかもしれません。
しかし小さな市であれば住民は市職員のことをずっと見ています。バスの乗り方一つにしても、買い物しているときの表情一つにしても皆見ています。
これだけ市職員に対する目は特別で、生活をしっかりしていなければいけないのですね。
市役所職員のデメリット② 土日の駆り出しが多い
市職員は土日にイベントがあることが多く、特に若手はイベントの手伝いに駆り出されることが多々あります。
また、市民の方や市の施設の人から土日に電話がくることも多々あります。
朝の6時に電話が来ることもあれば、一日に何度も電話が来て対応を行い休日がつぶれることも多々あります。(サービス労働)
これに関しては私の自治体が異例なケースかもしれませんが、ワークライフバランスを求める方にはオススメはできませんね。
市役所職員の休日出勤についてまとめた記事もありますので是非ご覧ください↓
市役所職員はこんな人におすすめ!
市民の人と関わりたい方にはオススメですね。
窓口や電話の対応ももちろんですが、土日のイベントなどでも市民の方とは接することになります。
県や国だと住民と関わることがほぼないので、ここに関しては市職員の特権ですね!
まとめ どこが一番楽なの…?
- 国家公務員は何をする?&メリットとデメリット
- 県庁職員は何をする?&メリットとデメリット
- 市役所職員は何をする?&メリットとデメリット
という内容で書かせていただきました。
簡単に言うとこのような違いがあります。
「どこが楽なの??」という記事や質問をよく見かけますが、はっきり言ってこれらの楽さを比べるのはナンセンスです。
自治体や都道府県によって状態は異なるし、その部署によっても大変さは全く異なります。
国家公務員も県庁も市役所も大変です。それを踏まえたうえで考慮していただけたらと思っております!
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました!
\他にも公務員の仕事に関する記事がありますので、ぜひご覧ください/
またそれぞれの職にどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?