今回は以下のようなお悩みに答えます。
新卒で役所に入庁したけど、辞めたいな。
だけど世間的に公務員は「安定しているし、仕事もヌルイから辞めるなんてもったいない!」とも言われているよね。
心の底から転職したいんだけど、公務員を退職して後悔した人はいるのかな?
辞めて後悔はあんまりしたくないので…
- 超ブラックな部署
- 合わない業務内容
- 働かない上司
などが原因で、「公務員を辞めたい」と考える人も多いのではないでしょうか?
しかし公務員は社会的に信頼性ある職業。
辞めたら後悔しそうな部分もありそうで、中々アクションを起こせない人も多いです。
わたくしダイは「2020年7月末」で市役所を退職したのですが、正直「辞めてよかった面」「後悔している面」があります。
そこで本記事では「公務員を退職してよかったこと・後悔していること」を、
- 収入面
- 健康面
- 仕事内容面
- 人間関係面
の観点から、実体験を踏まえつつ正直に紹介します。
「公務員を退職したい!」と考えている人にとって参考になる内容ですので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
目次
そもそも私が地方公務員を退職した理由
私が地方公務員を退職した理由は「持病の悪化」です。
新卒で配属された部署で「うつ病」になり、4か月休職。
復職するものの、うつ病の後遺症で頭が働かず、部署で「ガチ無能」扱いされていました。
再休職するのも迷惑がかかるので退職。「誰が悪い」と言えば私が悪いんですけどね笑
決して
- スキルアップのために退職
- オファーがあったから退職
などの「ポジティブな退職理由」ではないことを伝えておきます。
【収入面】公務員を退職して後悔しているか
「収入面」にフォーカスすると、後悔はしていません。
もちろん公務員時代は、収入の安定性が抜群でした。
ただ
- 公務員は副業ができない
- 激務な部署なのに、残業代が一切出ない
などの観点から、「なんかコスパ悪いよな…」と感じる部分が多かったです。
現在はライターをやっていますが、仕事をするほどお金になりますし、スキルも構築されて新たな仕事のオファーも来るので「公務員と比べても悪くないな」と考えています。
家族がいたら、また違う感想になっている可能性もありますね。
【健康面】公務員を退職して後悔しているか
「健康面」にフォーカスすると、退職して本当によかったです。
うつ病もほぼ寛解したからです。
市役所に在籍していたときは「休職→復職」を経験しました。
復職後は頭が働かず、職場のお局様に「頭大丈夫か?」など、グサッとくることを毎日言われていたため、病状がかなり悪化しましたね。
本当は「図太く再休職」が一番安全だったと思います。
しかし私は小心者なので、再休職を申し出ることはできず、辞める選択をしました。
ただ、辞めてからは1~2か月憂鬱な気分でしたが、現在はなんとか元気に生きています。
これは「目に見えない退職勧告だったのかな」と考えています。
ちょっと悲しい部分もありますが、辞めた結果、体調も良くなったため、後悔はありません。
【仕事内容】公務員を退職して後悔しているか
「仕事内容」にフォーカスすると、後悔している部分もあります。
なぜなら、今考えると「公務員のコンセプト」は自分に合っていたからです。
軽々しい意見かもしれませんが、公務員の仕事は「公平性」「規律性」が原則ですよね。
貧しい人だろうと金持ちであろうと、規律通り、平等に行政サービスを提供するのが「公務員のコンセプト」でしょう。
この「公平性」「規律性」に私は魅力を感じるんですよね。
「ストレングス・ファインダー」の結果を見ると「公務員の適性」があるように思えた
自分の強みを診断できる書籍、「ストレングス・ファインダー」をご存じでしょうか。
私も実際に購入してテストを受けたのですが、「公平性・規律性」が特に強かったです↓
「規律性」は「ルールに基づいて、クリーンな仕事を行える強み」です。
「公平性・規律性」を活かせる仕事なんて、正直「公務員」しか思い浮かばないですよね。
市役所を退職してから「ストレングス・ファインダー」を買ったものの、「めちゃくちゃ公務員に適性があったのでは…」と思ってしまいました。
例外的に合わない部署に配属され、うつ病になっただけで、違う部署だったら「自分の強み」を活かせたかもしれません。
「合っていたかもしれない部署に行かず、1つの合わない部署だけで辞めてしまった」というのは、少し心残りがありますね。
【人間関係】公務員を退職して後悔しているか
「人間関係」にフォーカスすると、退職してよかったです。
私の部署の上司は、いい人ばかりだったのですが、以下のような悩みもありました。
- うつ病になったため、どうしても腫れ物扱いになる
- 無能すぎて、お局様にいじめを受ける
現在は1人で仕事をしていますが、腫れ物扱いにもされませんし、いじめも受けていません。
私は元々1人で生きるのが好きなので、人間関係のしがらみから解放されたのは大きいですね。
「公務員を退職して後悔は一切ない!」と言っている人は、ちょっと怪しい気がする
よくSNSで
と言っているにもかかわらず、ツイートの9割が「公務員ネタ」の人がいます。
正直、彼らは強がっているだけで、どこか後悔している部分があると思うんですよね。
退職してスッキリしたのに「ツイートの9割が公務員ネタ」って、ちょっと説得力に欠けます。
どのような環境に行ったとしても、「前職の方が優れていた点・劣る点」は必ず出てくるものです。
得体の知れない「SNSアカウント」に惑わされず、冷静に自己分析をして、進路を決めていただけたらと思います。
【まとめ】公務員を退職して後悔した点
本記事では「公務員を退職して後悔しているのか」について、私の感想を述べさせていただきました。
「後悔している部分・していない部分」は以下のとおりです。
- 収入面 → そんなに後悔していない
- 健康面 → まったく後悔していない
- 仕事内容面 → ちょっと後悔
- 人間関係面 → まったく後悔していない
「公務員から転職したい」と考えている人に、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。