
といった疑問にお答えします。
結論から申し上げると「確かにベンチャー企業をはじめとした民間企業より公務員は仕事が遅い傾向にある」と私は感じます。
本記事では「なぜ公務員は仕事が遅いのか」ということを解説しつつ、具体的に公務員がどのように働いているのかということを現役の公務員がご紹介します。
仕事が遅いには明確な理由があるので、この記事を読んで少しでもご理解いただけたら…と思います。
◎本記事の内容
- なぜ公務員は仕事が遅いのか
- 公務員が仕事を遅くするメリット
- 仕事の遅さを改善しようとしている自治体もある
それでは早速本題へ…
目次
なぜ公務員は仕事が遅いのか

初めに説明した通り、公務員はベンチャー企業をはじめとした民間企業より仕事が遅い傾向にあります。
公務員の仕事が遅くなってしまう理由はズバリ「旧来の決裁制度」にあります。
決裁について解説しますね。
決裁とは
決裁とは「部下の出した案を目上の者が許可する」というものです。
課長 | 課長補佐 | 係長 | 係員 | 係員 | 担当者 |
上記のような表を起案文と共に部署の人全員に回し、1人ずつハンコを頂くというものです。
公務員の仕事では、全員からハンコを押してもらってようやく仕事を進めることが出来ます。
どんな時に決裁を行うのか
公務員は基本全ての仕事で決裁をします。
など、小さな仕事から大きな仕事まで全て決裁を行い、仕事を進めていきます。
正直会議の出席程度だったら口頭で伝えた方が効率がよさそうにも見えますが、書類としてキッチリ証拠を残しておかないといけないため、全て決裁という形にしているのです。
決裁で仕事が遅くなる理由
見ての通り決裁は「部署全員」から許可を貰う必要があります。それ故に仕事が遅くなるのです。
公務員の仕事は
という現実があります。
ベンチャー企業などであれば1人の裁量でどんどん仕事を進めることも可能だと思うのですが、公務員は中々そうはいきません。
また決裁では、よくこのようなことがあります↓

係長まで順調にハンコを貰っていたのに、課長補佐に指摘を受け、資料を作り直しだ… 1からハンコを貰い直しだよ…

もう明日やるしかないじゃないか!
これら2つは公務員をやっているとよく遭遇します。
もちろん休むことは大切なことですが、職員1人いないだけで決裁が進まなくなり、仕事のスピードが落ちてしまいます。(下っ端がいなかったら決裁を飛ばすこともよくありますが、係長以上の重役は決裁に欠かせません)
公務員が仕事を遅くするメリット

「仕事を遅くする」と言うと語弊があるかもしれませんが「公務員が決裁を細かく行うメリット」というニュアンスです。
公務員が決裁を細かく行う最大のメリットは「リスク分散が出来る」ことです。
重要な仕事(お金が絡む仕事など)を行う際、決裁制度は凄くありがたいものになります。
基本下っ端から課長まで全員で確認をしてから仕事を進めていくので、もし大失敗したとしても

いや、決裁通ったやん!
私だけのせいではない!
となるのです。言い方は悪いですが笑
全員で確認するが故にリスク分散ができ、確実に仕事を進められるというのが最大のメリットです。
仕事の遅さを改善しようとしている自治体もある

「紙媒体×ハンコ×決裁」という昭和チックな働き方をしている公務員は非常に多いです。(私もでしたが…)
しかし、これらの働き方を根本から変え、効率良くかつスピーディーに仕事をしている自治体も最近増えてきました。その自治体を紹介します。
東京都中野区役所
中野区は電子決裁を日本で最も普及させた自治体として知られています。
https://forbesjapan.com/articles/detail/20425
どうやら日本一の普及率だとか…
従来の紙での決裁ではなく、電子決裁にすることで
というメリットがあります。
役所には紙文化が深く根付いているので、電子決裁をどんどん導入してコスト削減することが必要ですね。
東京都渋谷区役所
流石東京… 税収がたくさんあるので上手に利用していますね。
https://www.businessinsider.jp/post-203538
この自治体はペーパーレスは勿論、IT化により区民が役所に来なくてもいいようなシステムを導入しようとしていたり、チャットでの会議など本当に「現代化した役所」という感想です。
役所はどうしても「紙! 電話!」といったものにとらわれ、効率が最悪になるケースが多々あります。
このような改革をしている役所は仕事もとてもスピーディーになりますし、生産性もアップしていくのではないでしょうか。
公務員の仕事の遅さに関するまとめ

- なぜ公務員は仕事が遅いのか
- 公務員が仕事を遅くするメリット
- 仕事の遅さを改善しようとしている自治体もある
という内容で書かせていただきました。
公務員の仕事の遅さの原因は「とにかく紙にこだわった決裁にあり!」ということを知って頂けたのではないでしょうか?
もちろん決裁行うことはメリットが多く、このいい面を更に活かし、電子決裁を導入している自治体も出てきています。
今後も導入事例が増えてくるのではないでしょうか?
全ての公務員がスピーディーに仕事が出来るようになるには、あと50年近くの年月がかかりそうですが、1日でも早く電子化できることを祈っています。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました!
なぜ彼らは即レスしないのだ? ダラダラ仕事しやがって…!