- 個人のアフィリエイトブログはオワコンなの?
- 個人のアフィリエイトブログで大きく稼ぐのはもう無理なの?
上記のような疑問を抱える人も多いのではないでしょうか。
先に結論ですが、個人のアフィリエイトブログで大きく稼ぐのはもう無理で、オワコンに近い状態です。
しかしブログの運営自体はそれなりに価値のある経験になるため、やって損はありません。
この記事では企業勤めの現役Webライター・編集者の私が、以下の内容を解説します。
- 個人のアフィリエイトブログがオワコンである最大の理由
- 「アフィリエイトブログがオワコンではないと」主張する人の正体
- 大きく稼げなくてもアフィリエイトブログはやって損はしない理由
夢見がちなブロガーさんにとっては痛い内容かもしれませんが、現実を認知できますので、ぜひご一読くださいね。
目次
個人のアフィリエイトブログがオワコンである最大の理由
個人のアフィリエイトブログがオワコンである最大の理由は、企業が大金をかけてコンテンツを作っているからです。
いくら文章を書くのが得意な人がいたとしても、コンテンツ制作においては、リソースが豊富な「企業」に勝つことはできません。
彼らは「キーワードの選定」や「記事の構成作り」にもお金を投入します。ライターのアサインにもこだわりを持っています。
それゆえYMYLなどの稼げるジャンルに関しては、企業が市場を食いつくしている状態です。
さらにお金のある企業ほど「専門家の監修記事」を作っており、より信頼度と質の高いコンテンツが増えています。
以上のように、ここ数年のコンテンツ制作は企業がこれだけリソースを投入している状況。もう「個人レベル」がどうこうできる時代ではないんですよね。
私も仕事で大企業のコンテンツ制作を複数手がけていますが、びっくりするくらいお金と時間をかけているなと実感しています。
だから「個人レベルのブログはオワコンである」と私は主張するのです。
「アフィリエイトブログがオワコンではないと」主張する人の正体
とはいえ、インターネットを見ていると「ブログはまだオワコンではない!月収50万も可能!」と言っている人がいます。
なぜ私と真逆の意見の人がいるのでしょうか。
【答え】「ブロガー向け」の商材屋さんによるポジショントーク
なぜ、かたくなにポジティブな発言をするブロガーがいるのか。
それは彼らは「ブロガー向けのサービスを出している人」だからです。
「アフィリエイトブログはオワコンではない!」と発言する人をよく見てみると、
- ブログで稼ぐためのnoteを販売している
- 「ブロガー向け」の記事を書いている
- ブロガー向けのサロンを運営している
みたいなことをしている人ばかり。
当然ですが「ブロガー向け」に何かを提供して小遣い稼ぎする人は、不利な情報を公開するわけがないですよね。結局はポジショントークです。
個人が純粋なアフィリエイトだけで数十万円の収入を得るのは、前述したとおり、今の時代ではほぼ不可能でしょう。
「ブロガー向けに何かを売らなければならない人」は、アフィリエイターとして活動できなくなっているから、教える側に回っているのではないでしょうか。
「月収○桁ブロガー」の闇
よくブロガーの界隈では「ブログの月収○桁」という肩書きを使う人がいます。
この収益報告も以下のような理由から、信頼性がない場合が多いです。
- 「ブロガー向けの商材の売上」をブログ収益として換算している場合がある
- ASPの収益画面を編集している場合がある
ASPの収益画面を開き、右クリックで「検証」を選択すると画面のレイアウトを触れるようになります。これで収益の桁を盛って、スクショするアフィカスが結構多いんです。
また、そもそも「日本アフィリエイト協議会」の調査によると、10万円以上稼いでいるアフィリエイターは「3.2%」しか存在していないことが判明しています。
それなのに「月収6桁ブロガー」はTwitter上に大量に湧いている状況。やはりSNSの肩書きは信頼性に欠ける部分がありますよね。
【余談】数年前に絶好調だったアフィリエイトブロガーはオワコンになっている
ブロガー界隈で支持を集めていたアフィリエイターの多くは、度重なるGoogleのアップデートや、企業のアフィリエイト参入などが原因で、一気にオワコンになってしまいました。
彼らのTwitterアカウントはピタっと止まり、ブログももう更新されていません。
昔は適当にアフィカスをやるだけで簡単に稼げるケースも多かったようですが、近年は質の高いコンテンツを時間をかけて作らなければGoogleに評価されません。
上記のように「昔は勢いがあった人たち」が一気にオワコンになる姿を目の当たりにすると、やはり「企業には勝てないのだな」と感じます。
それだけ稼ぐのが難しい世界なのです。
大きく稼げなくてもアフィリエイトブログはやって損はしない理由
個人レベルのブログで大きく稼ぐのは、ほぼ不可能という話をしてきました。
ただ大金を稼げなくても、ブログを運営するメリットはあるため、やって損はしないと私は考えています。
- ライティング能力が上がるから
- Webライターとして仕事を請けられるから
- なんだかんだで数千円~数万円の利益は得られるから
上記3点を解説します。
理由①:ライティング能力が上がるから
ブログを書き続けていると、人に物事を理解してもらうための「ライティングスキル」が身に付きます。
また、記事を書くときに必要な情報を集めるための「リサーチ能力」なども得られるでしょう。
ライティングスキルを上げると、以下のようにビジネスシーンでも役立ちます。
- わかりやすいライティング→メールや報告書で相手の誤解を防げる
- リサーチ能力の向上→物事の分析などがしやすくなる
いわゆる「ソフトスキル」の向上になるため、特に若いビジネスパーソンにおすすめできます。
理由②:Webライターとして仕事を請けられる
ブログを書き続け、ある程度Googleの検索順位に反映されてきたら、Webライターとして仕事を請け負うこともできるでしょう。
コンテンツを作る以上、Googleに評価されるライティングが大切なんですよね。
近年はクラウドソーシングサイトや、SNSを通してライティングの案件を簡単に探して受注できます。
副業が認められている会社であれば案件を受注し、月に3~5万円稼ぐのも夢ではないでしょう。
理由③:なんだかんだで数千円~数万円の利益は得られるから
アフィリエイトブログで10万円以上稼ぐのはほぼ不可能。売れるキーワードやジャンルは企業が参入し、個人レベルでは太刀打ちできないからです。
しかし数千円〜数万円稼ぐくらいであれば、十分に「可能」と言えます。
SEOを意識しつつ、ニッチなキーワードを狙って記事を量産していたら、アドセンスやアフィリエイト経由でちょこちょこ収入が入ってきます。
大きく稼ぐのは「ほぼ全員不可能」ですが、お小遣い稼ぎレベルであれば現実的と言えるでしょう。
月に数千円の臨時収入があるのは、なんだかんだで嬉しいものですよ。
【まとめ】アフィリエイトブログはもうオワコンなの?現役ライター・編集者が現実を語る
ご覧いただきありがとうございました。記事の概要は以下のとおりです。
- 個人レベルのアフィリエイトブログはオワコンである
- 「月収○桁ブロガー」はかなり怪しい
- 有名アフィリエイターはほぼ全員オワコン化してしまった
- ただブログは運営しておいて損はない
どの世界でもそうですがリソースが豊富な企業に対し、個人がどうこうできるわけがないのです。
このご時世に「アフィリエイトで大きく稼ぐ!」みたいな考えは、宝くじを当てに行くような運ゲーですので、間違っても会社を辞めないように気をつけましょう笑
ただ、ブログの運営自体はやって損はありません。あくまでも「スモールビジネス」的なマインドで取り組んでみてはいかがでしょうか。